第2話 平凡な1日(表)

 俺の朝は早い、3時ごろに起きる。特段、何かあるわけでもなく起きるだけ。朝からだらだらできる時間が作れるから特に気にしていないけどね。だけど、気をつけていないと、、、

 「玄人!早く起きなさい!遅刻するわよ!」

 おっと、またやってしまった。気がつけば、だらけ過ぎていて母親に怒らてしまうことがある。気をつけなければ。

 起き上がって伸びをし、居間に向かう。

 居間にはすでに親父がいたが、挨拶はしない。別に仲が悪いわけではなく、起きて1時間はほとんど頭が回らず、呼びかけても反応しないからだ。自分の席に着き、朝食を食べる。やはり朝食は白米に焼き鮭、味噌汁に限る。あ〜、味噌汁が体に沁み渡るんじゃ〜。

 ほっこりと、味噌汁を飲んでいると妹のなつが入ってくる。

 「あ、お兄。おは〜」

 「おは〜」

 夏は、挨拶はするがすきあらば二度寝をしようとする。それゆえに、、、

 「・・・Zzz」

 「夏、寝るのはかってだが自分の席で寝な。テレビの前で寝てると鬱陶しい」

 「席まで行くのがめんどいぃ。お兄、抱っこ」

 「中学生にもなって、何?ふざけとん?」

 「いいじゃん、女子中学生に合法的に触れる機会をつくってあげているんだよ?感謝してほしいね」

 「バカ言ってないで、はよ」

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怠惰な黒さんは、実は苦労人 @sumisingi

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