機体:デュランタ

デュランタ...Duranta


 頭頂高:10.0m

  全高:10.6m

  重量:38.75t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力

 機体タイプ:支援型・先行試作機

  世代:第7世代



 概要


 1機のみ現存している、インフレイムの電子(霊子)支援型。乗員1名。


 インスパイア用の霊力蓄積型反応炉を改良したものを搭載している。改良の結果、霊力蓄積量はゼクローザスの2.2倍。

 なお搭載数は2基。支援機の為、出力を強化されている。


 カラーリングは銀と明るい緑。

 兜の角は1本。この点はインフレイムと同じ。


 動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。

 霊力は本体装甲や盾に纏わせて防御力を底上げしたり、近接武器に纏わせて攻撃力を底上げするのにも用いられる。


 視界は外部カメラ(ツインアイスタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

 「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。

 「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。

 上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。


 なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。

 表面には、高純度の銅による厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。

 機体のところどころに発光部位があり、赤い光を放射している。


 主兵装は実剣と盾のみ。ただし実剣からは、霊力によるビームを発射可能(後述)。


 だが、支援機である為に戦闘能力は最低限である。なお、固定兵装以外の火砲を装備出来ないという欠点が存在する。



 武装・装備


・実剣×1


 全長7mの実体剣。

 通常の斬撃は勿論だが、最大の特徴はビームを発射出来る事。

 ただし連射速度は60発/秒。加えてビームの威力(=用いる霊力)にはリミッターを掛けられているため、あくまで“予備の武器”という意味合いが強い。

 実は霊力を一番消耗する武装。また、“リナリア・シュヴァルツリッター”の大剣をダウングレードした武装でもある。


・盾×1


 全高7m、全幅3mのひし形の盾。地面に近い側が長くなっている。

 縁は鋭くなっているため、その気になれば刺突で敵機を貫通可能。

 射撃機能はオミットされた。

 こちらも、“リナリア・シュヴァルツリッター”の大盾をダウングレードした武装である。


・筒型ブースター×2


 腰部に装備するブースター。低出力の為、2基装備されている。

 飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。

 最大速度はマッハ1.5(1,836km/時)だが、意外にも小回りが効く。

 ただし滅多に高機動戦闘を行わないので、普段は軽量化のために外される。


・レドーム×1


 デュランタ最大の特徴である武装。

 背面に装備する電子(霊子)支援用のレドーム。亀が甲羅を背負っているのに似ている。2基搭載している反応炉の内、1基の出力は丸々この装備に回される。

 半径10km内の味方のレーダーを強化し、敵のレーダーを弱体化させる。また、赤外線以外のミサイル誘導を妨害可能である。加えて、範囲内の機体の霊力を若干ながら回復出来る能力を有する。

 大雑把に表記すると"ES(電子戦支援)"。


・12.7㎜連装機銃

(弾数200発×2、弾種HEIAP徹甲焼夷弾


・47mm胸部速射砲

(弾数12発、弾種自由)


・12.7mm肩部機関銃

(弾数200発×2、弾種自由)



 ノイベルトの独り言


 インフレイムも成功しつつある。


 しかし私は前から考えていた。

「どうして支援向けの機体が、鋼鉄人形には無いのだろうか?」と。


 そこで私は考えた。

「霊力による支援が、出来るかもしれない」と。


 それがこのデュランタだ!

 さあ出せすぐ出せ、そして運用しろ! こいつの可能性は未知数だぞ石頭ども!



 メタ視点


 ドクター・ノイベルトの言う通り、何故か鋼鉄人形には、本機のような支援タイプの機体がおりません。


 なので、強引に開発してみました。イメージは航空機"E-767"ですね。


 ちなみに素体は「インフレイム」ですので、という設定もございます。


 なお、用途が用途の為、実用化した暁には専門の(または特別技術を有した)操縦士ドールマスターが搭乗するでしょう。


 ちなみに名前であるデュランタですが、花です。そして花言葉は裏方担当の本機にぴったりです。

 気になるのでしたら、どうぞご検索あれ。


追記:この花言葉に沿ってハーゲンとネーゼ様の2人を妄想したら、心が締め付けられました。悲恋、捻じ曲げるべし。

 もっとも本機が製造された世界では、既に捻じ曲げた後なのですがね。フフフ。

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