創作理念及びネタ帳

貴志 一樹

私にとって創作とは 前章

私にとっての創作とは、別世界との交流だ。

自分なりの創作理由というものを考えることがしばしあるが、その結論は未だはっきりとしてはいない。ただ、漠然としてそこにある。埋める言葉がない。

埋める言葉はない。しかし、外堀ぐらいはつくれるかもしれない。

ここからは、私なりの妄想であり狂言だと感じる人もいるだろうがそんなことは置いておく。

勝手に持論を述べて、自己満足しようと思う。


物語が突如頭に振ってくることはないだろうか。朝起きた瞬間や眠る前、湯船につかりながら寝ている時等々・・・・・・。いろいろな場面で、いきなり単語が浮かんできたり、映像が流れたり。

私の場合だと、映画のワンシーンのように頭に映像が流れることが多いが、言葉で振ってくる時もある。

例えば今亀のような遅さで執筆している、隔てのセカイ。これは、私が絵を描いている時に、主人公(ユエナリク)が

「まだだ。まだ諦めるな。戦える!!」

と、絶望的な状況の中、一人諦めず仲間に向かって叫ぶ映像と音声が流れた。

「剣をとれ!思い出せ、守るもの、愛する者。思い出せ、剣を手にした理由を!!」

一人なぜか強く心を動かされた。

最後の一文は除くとして、この現象はいわゆる「ひらめき」というやつだ。

しばし、なぜ「ひらめき」という現象が起こるのだろうかと考える。きっと、脳がうんちくと理由はあるのだろうが、私には私なりの考えがある。

それが、最初に述べた「別世界との交流」である。

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