7日目 グループ活動

変化は感じない。まとめに載っていたような劇的な変化はないと思う。


私は学校で行うグループ活動がとても嫌いだ。社会に出てから必要になるなどというが、結局グループ活動に必要なのは協調性と積極性だ。それらは特に培わなくともそれなりに身についていくものだと思う。それなのにわざわざそれらを身につけるために学校では烏合の衆を結成させるのだ。時間の無駄としか思えない。


グループ活動が単独活動に勝る時には、それぞれがある程度の能力を持っていて、さらに活動の目的に意欲的であるという前提が必須だ。学校という環境でこの条件に見合う人間がどれだけいるだろうか。各班に一人いれば多い方ではないだろうか。その各班に一人の人材にかかる負担が大き過ぎないだろうか。悪いが私はこのようなことを考えてしまい、大した成果にはならないだろうな、と初めから思っているのであまり協力的ではないと思う。


私が生きてきた環境で行われてきたグループ活動は、とても生産的とは言い難い。「協力」という響きはなんとなく美しい気がするが、その実やっていることは「馴れ合い」だ。


グループ活動は思い出作りという面においては非常に効率的だ。思い出作りが重要かはさて置いての話だが。彼らは、成果物の完成度にほとんど関係なく大きな達成感を感じているように見える。仲良しこよしで記念撮影すればいい。とても素晴らしい光景だ()

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