2日目 愚痴
今日も特に劣情を催すことはなかった。何故だろう。まあ普通といえば普通だが。この日記を書いているという意識が劣情を妨げているのかもしれない。
眠気に覆われた一日だった。昨日課題を終わらせるために3時まで起きていたからだと思う。
今日は課題の提出日だった。つまり昨日は前日ということになる。締め切りの前日というのはどこも忙しいものだ。専門生も例外ではない。その日の夜。締め切りに追われ課題に勤しむ私に、同級生から怒涛の質問ラインが来た。私はその内容があまりにひどいと思った。課題の提出様式に始まり、基本的なソフトの使い方、すでに何週間も前に締め切った課題のデータを送ってほしい、その課題の詳細、普通に授業を受けていればわかる作業内容を理解していない、その他要領を得ない質問多数。
この時間にすることか。あまりに低レベル。というか単に迷惑だ。こちらも切羽詰まっている状況なのだ。他人を顧みる余裕などないのだ。などとぶつくさ言いながらも、文句を言われない程度に返信した。
現実世界では誰にも、口が裂けても言えないが、この場に限って、匿名性を利用してはっきりと言いたい。
頭の悪い人間と付き合うのは、時間とエネルギーの効率が非常に悪い。
ここでいう頭の悪い人間とは、普段話をしていて、文脈を無視して自分のことばかり話し、自分で話しておいて自分で笑っているような、ユーモアセンスの欠けた人間のことだ。このような人と話をしても全く楽しくない。
みなさんは何のために生きているだろうか。私にはこれといって生きる理由はない。日々楽しいことをするために生きている。こういう生き方の場合、面白くない人というのは、私にとって全く価値のない人間ということになる。
昨日の夜に質問のラインをしてきた彼を私はあまり好いていない。しかし既読無視をしなかったのは何故か。考えてみればこんな時間にくだらない質問をするな!とバッサリ切り捨てることもできた。それをしなかったのは多分、世間体だ。真っ向から対立するよりも、文句を言われないように、そして適度に無能っぽい返信をしておくのがベストだろう。対立は非常に疲れる。それに人と真っ向から対立する人は敬遠されがちだ。適当に返信する方がまだ時間とエネルギーの効率がいい。また、使えないやつだと思わせることによって今後まとわりつかれるのを防ぐことができる。
頭の悪い人はみんなで見捨てよう。という話ではない。ただ、彼らを受け止めるのは私でなくてもいいし、やりたい人がやればいいと思う。私には彼らを受け止めるだけの余裕はないし、そんな義務もない。私には私のやりたいことがあるという話だ。
そしてもし、面白くもない話に苦笑いで頷くというタスクを毎日のようにこなしている人がいるとしたら今一度時間とエネルギーの効率を考えてみてほしい。
他人の介護は義務じゃない。
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