望死望生

あきのななぐさ

第0話梗概

『つどい』を終えたサトシが向かったのは、二階建てのボロアパートだった。

 塗装の剥げている鉄製の階段。

 きしむドア。

 

 六畳一間の部屋の隅で、サトシを待っていたのは年の離れた兄だった。


 自らの母親に刺されて死にかけたサトシの兄。


 その兄が語る、もう一つの物語。




***


登場人物紹介

サトシの兄

医学部三浪が決定したあと、母親に刺されて殺されかけた男。その後母親とは別々の親戚に預けられたものの、自らの意志で一人暮らしをしている。突然訪れた弟サトシと、最近寝食を共にするようになった。

サトシの『つどい』をサポートしている。


サトシ

原作『十二人の死にたい子供たち』で『つどい』を主催している。死にとりつかれていると自らを語る少年。感情を欠如したように、常にポーカーフェイスを心がけている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る