ゲーオタの俺の隣に立つ彼女
雨空
第1話 告白
『キーンコーンカーンコーン』
俺こと山下雷は、授業が終わるチャイムが鳴ると同時にカバンからスマホとゼリー飲料を取り出すと、ゼリー飲料を身体に10秒チャージ。
そして、スマホのオンラインゲームアプリを開いたところで、友人である影山透が昼飯の弁当箱を持って近づいて来た。
「雷は相変わらず昼飯それだけなのな……」
「ああ…」
透に短く返事を返しオンラインゲームの操作に集中する。呆れた様子で俺の前の席に座って昼飯を食べだした。
ゲームを始めて20分程度経った頃に透が昼飯を食べ終えたのか俺に話しかけてきた。
「相変わらずのゲーオタだな!そんなんじゃあ高校生活灰色だぞ!雷は、顔面偏差値高いんだから彼女とか簡単に作ろうと思えば作れるだろ!!どうしてそっち方面に力を入れない!」
「彼女か……。いや、俺には彼女いるぞ」
「な……んだと」
透は俺に彼女がいることに驚愕したのか弁当箱を教室の床に落としていた。
「だ、誰なんだ!
ゲーオタの俺の隣に立つ彼女 雨空 @aa09092074386
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