緋姫 | 潮風りん様

 オレはカクヨム本棚から1冊の絵本の表紙を娘に見せた。

「今日はこの本を読むよ」

「お姫様の本だ!」


 緋姫 | 潮風りん様


詠姫よみひめという神苑に住む巫女とその詠姫よみひめに使える疾風しっぷうという男がおりました。」


「ワタシもお姫様になれるかな」

「どんなお姫様になりたいの?」

「魔法少女みたいなやつ!」


 とにかく可愛いお姫様かな


詠姫よみひめが住む神苑には国の一番偉い天子様と詠姫よみひめの世話する人間以外が入ることは許されません。詠姫よみひめは外の世界を見てみたいと願っていました。」


「ワタシはお外でたくないときが多いよ。保育園にママいないし」

「でも、もうママがいなくて泣いたりしてないよね」

「そうだよ!ちっちゃい子が泣いてたら、どうして泣いてるの?って聞くよ」


 保育園ではすっかりお姉さんになったんだな



「国で一番偉い天子様が何者かに殺され、詠姫よみひめは次の天子様を決めなければなりません。詠姫よみひめが争いに巻き込まれると考えた疾風しっぷう詠姫よみひめの手を取り屋敷から外へ逃げて……」


「……zzz」

 娘のおでこをなでる。

「寝ちゃったか……おやすみ」


 物語の続きはコチラ


 緋姫 | 潮風りん様

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 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886575211

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