オレンジ・ループ
氷喰数舞
0
最初に書いておく。これは一種の実験である。誰かに伝えたいわけではない。何かを伝えたいわけでもない。ただ、単なる実験である。それを書いておく。これからつらつらと書いていく出来事は、僕の頭の中で、絶えず展開し続けている内容だ。今も展開し続けている。一〇〇パーセント、僕の主観による内容である。僕が元から知っている情報も、備忘録として、極力書くことにはしている。それでも、無意識に認知している出来事は書くことがないかもしれない。だから仮に、ごく僅かな確率で、不意に誰かが読むことになってしまっても、それによって、結果的に君達の頭の中に疑問符を作ることになってしまっても、責任は取れない。いや、取るつもりはない。あくまでも、読んだ君達に責任がある。僕はこれから戦いに赴く。異形たちとの戦いである。状況はわからない。ただ、言えること。それは僕の命が、決して保証されたものではないということだ。では、書いていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます