6-5 新たな出会い、甦るニュージーランド代表

「エレアド様、二番隊から応答ありません! 早く撤退を……」

「二番隊が拾わないなら、どこに逃げ場がある!!」


 ――時は少しさかのぼる。クロストのバスター・スナイパーによる遠方からの砲撃を立て続けに受けてソロに駐留する三番隊の面々は浮足だっていた。最も三番隊はエリル、オロールが戦死し、アステルが行方不明の状況から既に統率を失っていた事も大きかった。エレアドら元四番隊の面々が、エリルのもとで保護された後このどさくさで三番隊の実権を掌握したもののこの有様であった。


「アステルの奴、バグレラを根こそぎ回した挙句これだ!」

「バグラッシュはもともと地上用で空間用ではありません! それでも回すのですか!?」

「えぇい、バグアッパーに空輸させて補えばよい!!」


 本来地上での戦闘を想定したものとしバグラッシュだけが余っていたのが現状だった。それでも防衛戦力には回せるとエレアドは指示を下し、遠方のクロストを相手にバグアッパーによる空輸での対応は苦肉の策でもあった。


『コサック・トルペード、投下!』


 しかしクロストへ兵力を回す途中、大規模な爆発が発生した。ソロの上空にはディエストの姿があり、前方から投下された大型魚雷コサック・トルペードがさく裂したのであった。


『パムチー?』

『相手が予想以上に少ないか……。あのボウズが敵を引き付けていることもあるかな』

『ニェット?』

『違う……? 一体何がだ』

『……』


 地上での敏捷性にたけているバグラッシュに対し、ディエストは宇宙での強襲戦を得意とする。両足からのデリトロス・クラッシュを突き刺そうとするバグラッシュもいたが、ディエストは地表すれすれに飛びながらストロボーグ・ブレークを発動させて、宙を浮かせるように姿勢制御を崩す。無防備な所コクピットめがけて8連Eキャノンをコクピットへ炸裂させた。

 軽々と狼たちを屠るディエストだが、ホースシェル・シーカーを飛ばす中でパルルが違和感に直面した様子であることにカプリアが気付く。


『……カプリア、チガウ。クロスト、レーヤ、チガウ』

『何……?』

『アンナ、イキオイ、ナイ、ニェット。レーヤ、チガウダー……』


 クロストの動きがいつもより勢いよく前線に出ている様子から察した事だが、滅多にしゃべらない彼女が片言とはいえカプリアへ必死に報告する様子に彼自身少し目を丸くした。


『タブン、シャル。パルル、オモウ……』

『あの嬢ちゃんっていうのか……』

『グレーテスト・バズーカ!!』


 シャルがクロストを操縦しているとの話にカプリアが少々動揺したからかバグラッシュが飛びかかった。けれどもその背中を目掛けて実弾が直撃する。よろけるバグラッシュに向けて、地表すれすれに急降下しながら、両翼の刃で一刀両断してみせた。

 この漆黒の翼を展開させるハードウェーザーこそイーテスト・ブリッツ、アンドリューが彼の救援に乗り込んできたのだが、


『アンドリュー、別にお前に私は助けを呼んでいないが』

『悪いが、そういう事にしといてくれ!』

『敵の数が少ないからあたいらで片付けちまうがなー』


 イーテストは、そのままセカンド・シーカ―を分離させて空からの攻撃に徹する。グレーテスト・ブラスターと4連ミサイルポッドとブラスター形態の武装を装備しており、一方的に地表の敵を駆逐するには最適ともいえた。


『……』

『落ち着けパルル。それよりボウズじゃなく嬢ちゃんが動かしてるというのは』

『あいつと動かし方が違うからな……流石におめぇは欺けねぇか』


 いきなり出てきたイーテストに手柄を取られる事に対し、パルルは少しふくれっ面をしていた。そんなパートナーを宥めつつカプリアは肝心のクロストのプレイヤーを問えば図星だ。その際のアンドリューはシラを切りとおせないと少し苦笑していた。


『やはりボウズがまだ腕を痛め、嬢ちゃんが代わりに出撃した事はとりあえずわかった』

『……おや? カプリアそれ以上言うつもりはないのかー』

『ボウズと嬢ちゃんの事はお前たちの方がよく分かっている筈だ、それよりだ』


 ディエストとイーテストがともにバグラッシュを蹴散らしていたが、アンドリューとカプリアにとってそれよりも別方面で戦闘を繰り広げているクロストの方に関心があった。プレイヤーとして実戦は初心者のシャルが操縦している状態ながらアンドリューが彼女を助ける事をしない――彼は今の事実より、彼が描く今後の展望に探りを入れようとしていた。


『お前、嬢ちゃんもプレイヤーにするつもりだろう? ボウズのサポートに回すなどで』

『少し違うが大体あってらぁ、正直あいつはそれだけの実力があるって確信した』

『あいつ、あたいらに口は動かしてもちゃんと当ててたからなー。がきっちょよりリラックスしたなー』


 カプリアの読みは当たっていた。シャルがもともとプレイヤーとしての最低条件ともいえるオンラインゲームをクリアする目的は果たしていただけでなく、バスター・スナイパーの扱いから彼女が実戦で物怖じしない強さがあり、それが彼女の実力をゲームの腕通りに発揮しているとアンドリューは判断していたのだ。


『ボウズや嬢ちゃんは、順応性が高く適合しやすいと言うのか?』

『仮に外したらとっくに連れ戻してらぁ。戦場に“ガキ“を出しちゃあいけねぇ』

『……お前の行動に私は干渉しない。これがビャッコ所属だった場合、そうとは限らないが』

『ったく、もしマーベルだったらえらいことになってたなー、アンドリュー』

『私はそこまでお人よしじゃないぞ……』


 玲也とシャルはまだ13歳と年齢からすれば大人と子供の境目、いや子供とみなされる中学生であろう。けれどもそれぞれの腕からアンドリューは彼らが既にプレイヤーとしての能力を備えている子供ならガキではない、いや戦士としても見ていたのだとカプリアは悟った


『だが、お前がそう動くなら段取りはしっかりしろ。私はコイではないが何事にもルールや倫理はある』

『ダー、ダー!』

『わーってらぁ。今日起っちまった事には詫び入れるつもりだからよ……!!』


 ――他のフォートレスでの出来事に自分がしゃしゃり出るつもりはないと黙認するスタンスで、一線を越えない配慮も忘れるなとカプリアは釘をさす。子供、子供と二人の間で飛び交っていたからか、パルルが少しムキになってアンドリューへ食いつく。彼女相手は流石にアンドリューが誤っていた所、


『逃げても後がないなら……ここで潔くだ!!』

『おわっ! アンドリュー、何やってるんだー?』

『……悪ぃな。その潔ぎよさは嫌いじゃねぇがよ!!』

『な、何だ……うがぁっ!!』


 その時、イーテストとディエストへとエレアドがバグラッシュが自ら迫る――残る1機がイーテストの背中へ馬乗りになり、デリトロス・クラッシュを背中へとめり込ませており、多少彼を追い込んだが――直ぐに両足を展開しエビぞりに折り曲げると共に、グレーテスト・バズーカを放ちながら体勢を反転させるとバグラッシュが地表へ叩きつけられており、その隙をついて――グレーテスト・マグナムでとどめを刺した。


『――こいつで葬ってやった。背中を見せたならまず使わなかったがな』


 左のグレーテスト・マグナムから煙が上がり、アンドリューは軽く目を閉じて弔いの意を示した。後がないと思われたエレアドへ、最後ハードウェーザーに一矢報いる事が出来たかもしれない夢を見せてやった上で仕留める事がせめての情けだとの計らいだった。


『ダー、ダー!』

『アンドリュー、ボウズと嬢ちゃんも終わったようだ』

『あたりめぇだ。最もシャルだけじゃ分からなかったから玲也を置いたこともあるがな』


 カプリアとパルルからクロストもまた作戦を完了したとの知らせを受けるも、アンドリューは確信していたように落ち着いていた。最もコクピットの中で腕を組みながら微笑みも浮かべていた。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「エクスー、かえって来て早々悪いけどなーアレだからなー」

「ちょっとリタさん! いきなり早々ねぎらいの言葉はありませんの?」

「おめぇら勝手にフォートレスハッキングしといてそれ言うか―? リンも受けたから猶更おめぇが受けなきゃ話にならないんだぞー」


 ドラグーン・フォートレスへ帰還して早々、エクスはリタにお仕置きとして連れ出されようとしていた。シャルは今のところおとがめなしの様子もあり不満を募らせる彼女だったが、リタは既にお仕置きを受けたと思われるリンを引き合いに出した。エクスと同じくアレを味わったと思われる、リンは何も言わずただ顔を赤くしていた。


「わざわざその為にメルを呼んできたんだぞー、時間がないのもあるしなー」

「ちょっと、やめてくださいまし! アレだけは、アレだけはですね……!!」


 そのまま悲鳴を挙げながらエクスがリタに連行される形で退場した。彼女は既にリタからアレを受けた事がある上で怯えていたが、リンはそのことを知らなかったようで、彼女も自分と同じ恐怖を味わおうとしている事に同情と不安を覚えていた。


「……本当にごめんなさい! もう二度とフォートレスにこんなことしないって僕約束するよ!!」

「じゃあ、とりあえず1週間食堂の食事を奢るで手を打とうかしら」

「あ、クリスちゃん名案じゃんそれ!」

「先輩、シャルさんに奢ってもらって喜ぶのはちょっと……」

「まー、お前のハッキングに手こずった俺もまだまだだったわ……」


 一方シャルはブリッジのクルーへ向けて謝罪の言葉を叫びながら頭を下げていた。幸いクリス達ブリッジクルーの面々は食事をおごる位のまだ穏やかな処罰で済ませようとしていた。ロメロは彼女の奢りで食べ放題な事を喜んでおり、ブルートは先輩が後輩に奢ってもらい喜ぶことを一応窘めている。


「シャル君! 幸い無事だったからよかったんじゃが本当に危なかったんじゃぞい! みんなが穏やかな対応をするのはなぁ……」

「博士、まだ決まっている訳じゃありませんから落ち着いてくださいよ」

「いや、しかしのぅ……胸騒ぎがするんじゃい」


 ただブレーンだけはシャルに少し強く叱責しようとしていた所、アンドリューが彼を宥めながら割って入る。軽く咳払いをして玲也とシャルの前に立ち、二人の肩に両手を添える。彼女が特に緊張で顔が少しこわばっており、これからが本当のお仕置きではないかと体も少し震えていたが、


「とりあえず玲也、おめぇシャルのおかげで無事生きて帰れたな」

「え……えぇ、確かにシャルはよくやりました。俺と互角の腕を持つだけのことはあります」

「おめぇより肝は据わってたかもしれねぇし、慣れるのも早かったがな」

「は、はい……本当最初当てた時は俺も驚きました……って何をする、ニア」


 玲也に向かいシャルの腕をあえてアンドリューは聞いた。彼女の方が自分より上回る腕を持つと彼が評するのに、彼は少し恥ずかしくもなり言葉につまり、ニアが少し彼をからかう様子で後ろから小突いた。


「まぁ喧嘩は後にしてだシャル。おめぇ玲也と同じことやってどうだった?」

「僕は……勝手に動いたんだけど玲也君のやってることが大変だって。思っていたより出来ていたけど」

「思っていたより出来てたんなら、完璧じゃねぇか? どうだ」


 玲也の顔ぶりからアンドリューは察していた――シャルがプレイヤーとして十分な腕を備えていると。けれども彼女が少し自信過剰な様子もなく、それどころか少し謙遜している様子をあえて彼は突っ込んで問うものの、


「確かにゲームのように動かせたよ、けど僕目の前の敵でパパとママンの事を思い出して……パニックになっちゃったんだ」

「ほぉ……本当か玲也?」

「はい。お父さんとお母さんの最期と重なったようで俺がその時言いました。バグロイヤーと両親を重ねたら駄目ですし、俺として出撃したのなら最後まで役目をはたす義務があると」

「なるほどなぁ……」


 シャルは謙遜してやはり首を横に振る。優勢に渡り合えた所、実際の戦闘でトラウマがフラッシュバックして錯乱した事から、自分はまだまだだと珍しく認めている。玲也が彼女にフォローすれば、アンドリューの視線は自分に再び移り、


「プレイヤーとしての誇りもだが、おめぇもこの間までポーのことを」

「あれはすみません……ポーのことを忘れようとしていたのだと思います。シャルの話からそれは間違っていると気づいたのですが」

「と、お前さんの玲也は言ってるけど、どうなんだニア?」

「ちょ、ちょっと誰があたしの……って!」


 玲也の胸の内を聞けば、アンドリューが妙ににこやかな表情のまま、ニアに顔を向けた。彼女は少し恥ずかしそうに腕を組みながらも、


「まぁ、玲也が鈍感だったんだから! あんたがポーの事忘れないとかならそれで手を打ってあげるわよ」

「ニア、相変わらずお前はな……」

「絶対あのジャベリンを完成させて、それでポーと一緒にあたしは戦いたいんだから!」

「……そのつもりだ」


 相変わらずニアが少し素直になれない態度で接するため、玲也も少し愚痴を漏らそうとしていた。けれどもその後の言葉には真正面からの彼女の望みが込められている、彼も一言だけだが真摯な信念を伝えており、


「これで一安心だなおめぇら。最も腕を痛めてなきゃあなぁ」

「アンドリューさん、それは後最もで……すみません」

「まぁおめぇは早く腕を治せ。腕さえどうにかなりゃあまだ戦えるってわーったから、気にしてねぇよ」

「アンドリュー君、そろそろ本題に入っていいんじゃないかな」


 エスニックからの催促もあり、シャルの方に話をアンドリューが振る。穏やかな様子から一転して少し深刻そうな顔もちになり、後ろでエスニックとも目配せをかわす。二人の意思疎通が何なのかブレーンはよく分からない様子だったが


「シャルどうだ? これからもプレイヤーやってけそうか?」

「……ええっ!? ちょっとアンドリューいきなり僕に聞いてどうするの!? 僕まだ心の準備が」

「悪いが時間はねぇ、おめぇがどう言おうが俺は怒らねぇ」

「え、えぇ……」

「アンドリュー君!? いきなり君は何を聞き出すんじゃ!?」


 アンドリューから直球をぶつけられたようで、シャルが最初あたふたしていた。話の流れが飛躍しているとエスニックが思わず突っ込もうとしていたが、


「僕やりたいよ! プレイヤーとしてやってけるなら僕だって戦いたいよ!!」

「なんじゃて……!?」

「……まさかあんた! 玲也が腕を怪我したことに責任感じてじゃないわよね!?」

「違うよ! 僕玲也君から教わったんだよ。パパ、ママンをバグロイヤーと重ねるなってね」


 シャルの実の両親――彼らはハッカーとしてサイバーテロを引き起こしていた犯罪者として府の一面もあったかもしれない。しかし一方で自分のプログラマー、ハッカー、そしてプレイヤーとしての素地は彼らから愛されて教えられたものでもあった。

エスニックやニアが驚愕しているが、彼女の過去から形成されてきた下地もあり、今の彼女がプレイヤーとして戦おうとする決意に繋がったのだろう。


「年齢制限に引っかかったけど、もしプレイヤーとして僕の腕が通用するなら正しい事に使いたいんだ! パパとママンが僕を愛して教えてくれたことは決して悪い事じゃないはずだって!!」

「シャル……アンドリューさん、将軍、もしかして!」


 シャルの飾らないその言葉を受けて、玲也は一瞬穏やかな表情を見せたうえでアンドリューの方を振り向く。ニアは親がらみのことで少し不機嫌そうな表情であったが、


「シャ、シャル君まで……って、アンドリュー君もエスニック君も何も言わないってことはもしかして!?」

「その通りですよ博士、俺と将軍は同じ考えのつもりでしたからね」

「な、なんじゃと……玲也君だけじゃなくシャル君まで無事かどうか心配しなきゃいかんのか」


 アンドリューの返事にシャルが思わずぱぁっと満面の喜びを見せつけた。ブレーンはこの展開に少々頭を抱えつつあったのだが、彼を後ろからエスニックが励ますように背中を叩く。


「最もシャル君の意志だけでそれを決めるわけにはいかない。ちゃんとご両親にその話をしなければならないし」

「俺もシャルの親御さんに頭を下げなきゃいけねぇ……ニュージーランドで懇親会だ」

「ニュージーランド……!?」

「あれ、シャルの今の両親はフランスのはずで……ってどうしたシャル」


 シャルのプレイヤー志願の話について今の両親へ了承を得る必要があると、エスニックは懇親会へ動きだした。それは別に構わないがそ、の会談の場がニュージーランドとの事に玲也は少し引っかかった。けれども振り向いた先で、彼女が真剣そうな様子で時が来たような事を感じ取っている様子であり。


「ニュージーランドって事は、もうベルがそのつもりなんだね」

「あぁ、ベル君とそのお父さんの了承は得ているよ。まだ直ぐに本調子を取り戻せると限らないかもしれないから」

「だからシャル、おめぇは玲也だけじゃなくベルのサポートにも回ってもらう。あいつはその条件で問題ないってさっき話もつけた」

「あのアンドリューさん、ドラグーンには他にもプレイヤーがいたって事?」


 エスニック、アンドリュー、シャルの3人だけで話が勝手に進んでおり、玲也とニアが蚊帳の外になりつつあった。その為彼女が質問をなげかける。


「わりぃがその時が来るまで、あいつの話はしたくなかったからな」

「だから僕とテッドで、玲也君たちに情報が漏れないようカモフラージュしてたんだ……」

「最もそのベル君が長らく戦線から離れていようとも、ニュージーランド代表の立派なプレイヤーに変わりはない!」

「ニュージーランド代表……!!」


 玲也は思わず雷に打たれたような衝撃とともに目を見開いた。アンドリューだけではなく自分の先輩になりうるニュージーランド代表のプレイヤー――ベル・ジンジャーが一体何者なのかと。その出会いに向けて彼は再び自分もまたプレイヤーであると決意を固めなければならないと感じ取っていた。


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