第183話 『ひまわり』の完結でち ★

 こんにちは。

 いすみ 静江です。


 やっとこさっとこよいよいよいよい。

『ひまわりの氾濫 ―ゴッホの芸術と人に迫る―』が完結いたしました。

 皆様にお目を通していただいてからとなるのですが、発表側としては、これで完結です。



 <作品紹介>


 ここから================

 ◆キャッチコピー


 ゴッホのひまわりに壺が関係?高三男女が現在と過去を旅する!


 ◆あらすじ


 ゴッホの名画『ひまわり』が、香月菊江(こうげつ・きくえ)と那花壽美登(なばな・すみと)の眼前にある。

 ゴッホは、生前は売れない画家だった。

『ひまわり』とは、花瓶に生けたひまわりをモチーフとした幾つかの作品群を示す。

 その一つが莫大な額で日本に競り落とされてビルに飾られている。

 壽美登が幼馴染の菊江を巻き込んで、遠方まで観賞しに来た理由は、陶芸一家の壽美登の家に不思議な益子焼の壺が舞い込んだ件で相談をしたいからだ。

 ある人が所蔵する名画『ひまわり』と深い関わりがあるらしい。

 遺伝子解析など科学的側面から突き止めようとする香月菊江と実際に模写などをして芸術的な側面から迫る那花壽美登が、協力して壺の謎を解く。

 その過程で、お互いの悩みが明らかになり、二人の間に絆のようなものが生まれる。

 時に現代、時にゴッホの生きていた時代へと、ひまわりの壺の持つ力で転移をし、そこで手にしたゴッホの弟が遺したものでゴッホの苦しみ生きる様を追うように時代の行き来を繰り返す。

 果たしてゴッホの芸術として人としての姿はどのようなものであろうか。

 時を越えて二人の旅が始まった。

 ゴッホの最期に立ち会って、菊江と壽美登は何を感じるのだろうか。


 ◆登場人物


 香月菊江(こうげつ・きくえ):女性。17歳。高三。理系大好き。母はTU総合研究所に勤める。生物が得意で、DNA解析も好き。那花壽美登のことは幼馴染の優しい人だと思っている。


 那花壽美登(なばな・すみと):男性。17歳。高三。芸術系大好き。陶芸工房の息子だ。その上、傍からは知識も豊富で将来有望と囁かれるが、まだまだ陶芸の道のりは遠いと悩んでいる。香月菊江のことを大切な女性だと幼い頃から寄り添って来た。


 フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh):男性。1853-1890年。(0歳から37歳)。オランダの実在した画家。代表作に『ひまわり』がある。


 テオドルス・ファン・ゴッホ(Theodorus van Gogh):男性。1857-1891年。(0歳から33歳)。フィンセントの弟。兄を支援して行く。


 *この物語は、フィクションです。


 ◆よろしくお願いいたします。


 ================


 主人公:17歳、

 朝読小説賞キャッチ:ゴッホのひまわりに壺が関係?高三男女が現在と過去を旅する!



 ◇◇◇


 目次

 完結 全38話


 第一章 【現在】ひまわりの遺言

 ひまわり1 五十八億の溜息

 ひまわり2 ひまわりの壺は流転する

 ひまわり3 益子焼の縁

 ひまわり4 いつからか壺に貫入が


 第二章 【過去】フィンセントを継ぐ者

 ひまわり5 テオの書簡集

 ひまわり7 父のマリオネット

 ひまわり8 画廊の肌

 ひまわり9 ひとひととひと

 ひまわり10 決意に鉛筆を


 第三章 【現在】黄色の精神

 ひまわり11 燃え揺れる黄色

 ひまわり12 絵を食べる

 ひまわり13 一粒の微笑み


 第四章 【過去】旺盛な筆運び 

 ひまわり14 浮世絵からジャポニズムが

 ひまわり15 恋の痛手

 ひまわり16 生々流転の情


 第五章 【現在】白衣のDNA解析

 ひまわり17 『ひまわり』が七つ

 ひまわり18 壺の実験アラカルト

 ひまわり19 衝撃の理系女子

 ひまわり20 もう一つの『ひまわり』

 ひまわり21 クールなDNA 

 ひまわり22 愛の横顔を壺へ


 第六章 【過去】友への夢想

 ひまわり23 待ちわびる家

 ひまわり24 不遇の夜明け

 ひまわり25 忍び寄る剥離

 ひまわり26 争いのアトリエ

 ひまわり27 哀しみの筆


 第七章 【現在】工房の生業

 ひまわり28 隠された名画

 ひまわり29 沁みる愛しさ

 ひまわり30 今昔の温度

 ひまわり31 茄子紺の美しい人


 第八章 【過去】白い箱庭

 ひまわり32 背中の目

 ひまわり33 伸びやかに

 ひまわり34 パーン


 第九章 【現在】夏風のひまわり

 ひまわり35 花ららら

 ひまわり36 ひまわりの氾濫


 最終章 【未来】卒業

 ひまわり37 笑う九十九里

 ひまわり38 星の囁き

 ================ここまで


 昨日、激しく奈落の順位に落ちていました。

 実力ですから、致し方ないですね。


 多くの皆様に支えられて、ここまで来られました。

 誠にありがとうございます。


 ◇◇◇


 <創作の想い出>


 とにかく、緊張しておりました。

 今思えば、もっとフィクションにしても構わなかったでしょうが、このような構想を得て、すじがきを決めてしまいました。

 ほぼ、寄り道せずに進んだと思います。

 伏線回収をどこでするかを細々と悩みました。

 それから、また細かいことに、人名表記をどうするか等も悩みました。

 学名にいたっては、カタカナは甘い気がして、アルファベットを用いております。

 本来は、斜字体を用いるか下線を引くのですが、不可能でした。

 結構、無駄な悩みも多かったですね。

 もっとエピソード上変更したものもあります。

 刃物が登場する所があったのですが、止めようと思いました。

 削除、削除、削除です。

 文章の表現力も足りないですね。

 あれこれ、ないもの強請りばかりしていても仕方がないですが、実力をつけるしかないです。

 完結し、本来ならばさっぱりとする所ですが、何故か残念な気持ちがいたします。

 菊江さんと壽美登くん、フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホにテオドルス・ファン・ゴッホ、もっといきいきと書けたらよかったね。

 ごめんね。

 不甲斐なくて。

 本作は、十二月一日以前に書き上がっていました。

 所が、コンテスト期間に入り、投稿を始めると、あらが見えて来て、修正しつつの公開となりました。

 それでもご指摘を受けてしまったという残念な作者なのですが。

 直したから思わぬミスも生じたり、パソコンが誤った学習をしてしまったり等、反省点があります。

 もう一つの応募作、『AI巫女にマリッジリングを贈りたい』は、週間順位が闇の中で、『ひまわりの氾濫 ―ゴッホの芸術と人に迫る―』は、上がったり下がったりで、拙作を応援してくれていたと思っていた方が矯正退会されていたりと、中々ややこしいことになっておりました。

 運営様がよく見回られているのかと思いました。


 お腹が空きました。

 まだ、未読の作品や話の部分は、これから参りたいと思っております。

 暫くお待ちください。

 ゆっくりでしたら、ごめんなさい。


 ◇◇◇


 皆様、ご体調にお気を付けください。


 はあ、本当にへとへと。

 もう疲れたの?

 いや、すみません。

 今冬、体調を崩し気味でして。


 おつかれーしょん!

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