第98話 Happy birthday to me.

 Happy birthday to me.


 ただいま湯上りのゆっきーこと、いすみ 静江です。

 今年もこの瞬間を独りで過ごしております。


 素敵なトリートメントを美容院で買ったのがあります。

 そういうのって、初めてなんですね。

 折角なので、気になる所や、お手入れしたい所にヘアケアしました。

 とてもフローラルな香りに包まれて、気分は親指姫です。

 それって、教育実習で、生徒さんに、「先生は、親指姫みたい」と言っていただいてから、お気に入りです。

 先日も、鮭の包み焼を拵えた所、「娘に焦げがある」と言われて、見せて貰ったら、「焼き目だったー」と照れ笑いをしていて、言葉の呪文にお互いに気付きました。


 ◇◇◇


 夫は、ご機嫌が悪くなく、「なろうのブクマが300×3ぐらいあって、探しているものをどこまで読んだか分からない」と楽しく話していました。


 息子は、昨日は登校日で、学年末テストが返却され、現状での宿題が増えました。

 学校指定鞄を紛失した為、買いに行ったのに、彼は、「鞄は要らない」とか、その他、朝から色々と分からないくんになっていました。

 成績は、どうなのでしょうか。

 鍛えたせいか、その教科はテストの点はよかったと思います。

 ママは、英語と理科ですかね。

 パパが数学や歴史です。

 あの人は、マルチです。


 娘も一緒に小学校へ行き、必要なプリントを貰って来ました。

 彼女とは、リラックマのノートで交換日記のようなことをしているのですが、悲痛な訴えに対して、「死にたいなと思ったら、その前にパパやママにお話ししてくださいね。大切」とママが返信を書いたせいか、号泣されてしまいました。


 ママは、お疲れモードでうたたねをしてしまい、その間、二人とも「自由な人々」になっていたので、残念でした。

 まあ、「元気であれば、よし!」との初めてパパになる夫のメッセージを思い出しました。

 多くを望んではいけませんね。


 ◇◇◇


 もう、人生の半分以上を過ぎました。

 後ろ向きなのではありません。

 これからについて考えました。


 夫とは、どちらが先か分からない位、ゆっくりと生きたいです。


 息子は、今は純粋さが普通に欠けてしまい、残念ですが、それも思春期と考えて、優しく見守られたらいいのになと思います。


 娘には、ひとつでいいから、幸せを感じる時間をと考えております。

 ママとして、一緒に過ごすことが、この長い休みで、心を交わすことになると思っています。


 現在、やっと生活している感じの母や定年もない父には、もう少し何とかしてあげたいのですが、如何せん出来の悪い娘で、すみません。

 弟がいるのですが、寂しいお付き合いになりましたね。


 昨年亡くなった、曾祖母のことも、ちくりといたします。


 ◇◇◇


 生きるって何だろう?

 生きなければならないって何だろう?

 何故、人は身勝手に死んではいけないのか?

 そんな悩みを贅沢にも感じながら、もがいて行く。


 煩悶するのは、そろそろ終わりにしようか。

 前を向いて。

 胸は張らなくても背筋を伸ばして。

 明日を見て行きたいと思います。


 Happy birthday to me.

 See you next year.


 ◇◇◇


 せーの!


 おつかれーしょん!

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