第11話 第六のミッション、遂行


(お風呂ー♪  おーふーろー♪)


 あたしは鼻歌を奏でながら、偉大なるベックス家の大浴場へと向かう。


(体がだるくてシャワーも入れなかったんだもの。心行くまで浸かってやる!)


 脱衣室で服を脱ぎ、生まれたままの姿でドアを開ける。


「あ」


 今、まさにシャワーを浴びようとしていたメニーと目が合う。


「あ」


 思わず、一緒に声が出る。

 メニーが黙る。あたしも黙る。メニーが硬直する。あたしは黙ってドアを閉めた。


(……。……。……)


 あたしはドアの前で俯いた。


(……。……。……)


 あたしは目を開く。


(……よし)


 これはチャンスよ。


(裸の付き合いは距離を縮めるために必要な儀式)

(これはミッションよ)


 あたしはタオルを持って、再びドアを開けた。メニーがびくっと肩を揺らす。


「メニー!」


 あたしはにっこり笑った。


「一緒に入りましょーーーーーお!!」


 あたしの声が、大浴場中に反響した。



 罪滅ぼし活動ミッションその六、メニーとお風呂に入る。



「うわあああああ!」


 メニーが悲鳴をあげてうずくまるように体を隠した。あたしは笑いながらドアを閉める。


「なによ、メニー! 姉妹でしょ! 女同士でしょ! 別に隠すところなんてないんだから、堂々としてなさいな!」

「……でも」


 メニーが頬を赤らめて、目を泳がせた。


「……恥ずかしい……」


(チッ)


「そう言うんじゃないかと思って、タオルを持ってきたわ!」


 あたしはメニーにタオルを渡す。メニーが静かに受け取る。


「さ! これで恥ずかしくないわね!」


 あたしはメニーの隣のシャワーを手に取る。


「メニー、背中洗ってあげるわ!」

「……遠慮します……」

「そう言わずに! 姉妹でしょ!」


 笑顔のまま、あたしはシャワーのハンドルをひねる。


(ひゃ)


 暖かなお湯が出てくる。


(ああ……お湯、気持ちいい……)


 隣のメニーなんかいなければ、


(お湯、気持ちいい……)


 体をお湯で濡らしていく。汗も油も毒も、全部落としていく。


(ふう)


 しばらくお湯に当たってから、ハンドルを閉める。シャンプーを付けて頭をごしごしする。メニーもごしごしする。


「……」


 メニーの洗い方を見て、ぽつりと呟く。


「なに? その洗い方」

「え」


 メニーがあたしと目を合わせる。きょとんとする。あたしは眉をひそめる。


「メニー、洗い方がなってないわ。貴族令嬢として自覚なさい」

「え……。えっと、なにか……悪かった?」

「泡をもっと泡立てなさい」

「泡立てる……?」

「貸して」


 メニーが手を下ろす。あたしはメニーの後ろに回る。頭をわしゃわしゃと洗う。メニーが顔をしかめた。


「ふぐっ」

「我慢して」

「ぐしゃぐしゃってして、目、開けれない!」

「明日になってみなさいよ。髪の毛がサラサラになって、痒いところもなくなってるから」


 工場の中で、ただでさえ質の悪いシャンプーとトリートメントを、あたしはどれだけの研究を重ねて自分の髪質と合わせて使っていたと思ってるのよ。


「泡立てるのよ!」


 すっごく泡立てるのよ!!


「髪じゃないのよ! 頭皮を洗うのよ!」


 わしゃわしゃわしゃーーーーって洗うのよ!


「覚えておきなさい! 頭は泡よ! 泡で守るのよ! 泡は己を救うのよ!」


(ああ、そっか。あんたは質の良いシャンプーで洗ってたから、いつでもサラサラだったかもね。でもね、あたしはそういうわけにはいかなかったのよ。少しでも劣化を遅くさせるためには、水で薄めたり、泡立てたり、こうするしかなかったのよ!)


「泡立て機になるのよ! メニー!」

「泡立て機にはなれないよ! お姉ちゃん!」


 シャワーで洗い流す。メニーがぎゅっと瞼を閉じる。泡が落ちていく。


「ふう」


 メニーが息を吐く。


「はい」

「ありがとう」


 メニーにシャワーを返すと、メニーが位置に戻す。


「お姉ちゃん、なんでも知ってるんだね。すごい」

「おほほほほ! それほどでも!」


 あたしは笑いながら自分の髪に戻る。


(さあ、泡立てるわよ)


 ごしごし泡立てる。すごく泡立てる。とろとろになるまで泡立てる。まるでクリームのように泡立てる。そしてそれを頭皮に染み込ませる。ぐしゃぐしゃっ、と頭皮を洗う。それから泡を洗い流す。


(これで、あたしの頭皮は守られる)


 明日もあたしはサラサラヘアー。


「メニー、トリートメントは時間をかけなさい」

「……面倒くさい……」

「文句言わないの」


 メニーが髪の毛にトリートメントをつける。あたしもつける。二人で髪の毛を揉む。


「髪の毛はね、繊細なの。乙女のガラスのハートなの。よく覚えておきなさい」

「お姉ちゃん、わたしたち、まだ子どもだよ? 子どもは気にしなくていいって本に書いてあったよ」

「あんた、本のことを鵜呑みにしてるの? だったらあんたは本で人類は滅んだ方がいいって言われて、死ぬの?」

「そうじゃないけど……」

「でしょ。本だけじゃない。ちゃんと現実を見なさい」

「はぁーい」

「返事は、はい」

「はい」

「よろしい」

「ふふっ」


 突然メニーが吹き出す。あたしはきょとんとする。メニーがまた笑った。


「テリーお姉ちゃん、お姉ちゃんじゃなくてお母さんみたい」


(あ?)


 ぴくりと、あたしの片目が痙攣する。


(あたしが口うるさいババアだって言いたいの?)


 うるせえ!


(てめえだってあたしの二個下のババアじゃないのよ!!)


 メニーがにこにこ笑う顔を見て、ぴくぴくと笑顔を引き攣らせる。すると、突然ドアが開いた。


(ん?)


 あたしとメニーが同時に振り向く。ドアには、アメリが間抜けた顔をして立っていた。


「あ」

「あ」

「あ」


 三人の声が重なる。アメリが硬直する。メニーが硬直する。あたしは眉をひそめた。


「寒いでしょ。ドア閉めて」

「あ、うん」


 アメリがドアを閉めた。


「……」


 あたしたちを見て、不快そうな顔をする。


「なにやってるの?」

「見てわからない? 頭をトリートメントしてるの」

「メニーと?」

「そうよ」


 あたしは涼しい顔でアメリに首を傾げる。


「悪い?」

「はあ」


 アメリが呆れたようにため息を吐き、あたしの隣のシャワーに歩き、腕を組んで、メニーを睨んだ。


「メニー、出ていって」

「え」

「テリーもよ」

「はあ?」

「わたし、今一人でお風呂に入りたい気分なの」


 アメリがドアに指を差す。


「だから早く出ていって」

「あんたが出ていけば?」


 あたしが言うと、アメリがあたしを睨んできた。


「言ってるでしょ。わたし、今入りたいの」

「あたしだって入りたいわよ」

「一人で入りたいの」

「わがまま言うなら後から入れば? ね? メニー」

「え」


 メニーが苦い声を出し、あたしから目を逸らす。


「えっと……」

「メニーならわかるわよね?」


 アメリアヌがメニーを睨んだ。


「わたしは長女よ。長女の言うことは絶対なんだから」

「メニー、気にしないで先に体洗いなさい」

「え」

「ちょっと! テリー!」

「トリートメントしたら、しばらく時間を置かないと駄目なのよ。だから先に体洗って」

「で、でも……」

「テリー!」

「いいから」

「あの……」

「テリー!」

「うるせえ!!」


 あたしはシャワーのハンドルを捻って、アメリに水をぶつけた。


「きゃーーーーーーー!!」


 アメリが悲鳴をあげる。メニーが青い顔で後ずさる。アメリが水に滑って転ぶ。頭をぶつける。


「いだっ!!」


 アメリがその場でうずくまる。


「ふぅううん……!」


 泣き声をあげ、すすり泣く。あたしはため息を出し、シャワーの水を止める。


「邪魔よ。泣くぐらいなら出ていって」

「この!」


 アメリの目の色が変わる。涙目のままシャワーを手に持ち、ハンドルを捻った。あたしに水をぶっかける。


「ひっ!!」


 あたしはアメリから離れる。足が滑る。


「ひぇっ!」


 ごん! と頭が床にぶつかる。


「っ!」

「お姉ちゃん!」


 あたしはうずくまる。メニーがあわわと手を泳がす。アメリが勝ち誇ったように鼻を鳴らした。


「わたしに逆らうからそうなるのよ! くたばれ! テリー!」

「それはこっちのセリフよ!」


 あたしはブラシをアメリに投げつける。アメリの体にぶつかる。


「痛い!」


 アメリがたわしを持った。


「なにするのよ!」


 あたしに投げてくる。あたしに当たる。


「痛い!」


 あたしはたらいを持った。


「てめえ!」


 たらいをアメリに投げた。アメリの背中に直撃する。


「痛い!」


 アメリがあたしを睨んだ。


「テェエエリィィィイイイ……!」


 あたしはアメリを睨んだ。


「アァァアアメェエェエエリィィィイイイイ……!!」


 お互いがお互いを狙って、近くにあるものを手に掴む。そして、それを互いに投げる。


「このこのこのこのこの!」

「このこのこのこのこの!」

「最近あんたなんなのよ! むかつくのよ!」

「てめえが心狭いからだろうが!!」

「貴族令嬢がそんな言葉使うなんてはしたない奴め! このクソ野郎!」

「子どもだからって、なんでもかんでもわがままが通用すると思ったら大間違いよ! アメリ!!」

「なによ! テリーのくせに! 馬鹿野郎!」

「馬鹿野郎はてめえよ!」

「その濁った赤髪はいくら洗ったって綺麗になんかならないわよ!」

「てめえ、自分が緑の髪だからって調子こいてるんじゃねえぞ! 赤髪のなにが悪いのよ!!」

「赤髪が悪いなんて言ってないべさ! てめえの髪が汚ねえって言ってんべや!!」

「てめえは心が汚えべさ!」

「なにさ! てめえ! やんのが! ごの野郎!」

「てめえがなんだべさ!!」


 あたしとアメリが石鹸を投げた。それと同時に、大声。


「やめて!!!!!!!」


 あたしとアメリがぴたっと止まる。石鹸がお互いの横に落ちて滑る。視線が声を辿れば、タオルで体を隠したメニーが、あたしたちを止めようと唇を震わせていた。


「浴室で喧嘩しないで! 貴族令嬢として、マナー違反じゃないの!?」


 言われて、あたしとアメリがお互いをちらっと見る。


「……」

「……」


 お互いに黙って、しばらく黙って、沈黙してから、アメリが鼻を鳴らした。


「……ふん」


 ぷい、とそっぽを向いたまま、シャワーを手に掴む。


「いいわ。ここにいても。でもわたしには声かけないでよね」

「……はあ……」


 思いきりため息を吐いて、あたしはシャワーの前に戻る。


「メニー、こっち来なさい」

「……はい」


 隣でメニーが頭を洗い流す。隣でアメリアヌが頭を洗い出す。あたしはその洗い方を見て、――片目を痙攣させた。


「お前もか!!」

「え」

「貸せ!!」


 あたしは濡れた手でアメリの頭を掴んだ。


「ちょ! なにするのよ!」

「うるせえ!!」


 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ!


「ぎゃあああああああああああ!!」

「頭はね! こうやって守るのよ!」

「なにするのよ! この! 離しなさいよ!!」

「うるせえ! 黙ってろ!!」


 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ!


「いやああああああ!! ママぁぁぁあああああ!!」


 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ!


「……。……。……」


 アメリが黙る。あたしに身を任せる。あたしはアメリの頭をかき乱す。頭皮に泡を染み込ませ洗っていく。アメリが黙る。脱力して黙り込む。良いところを洗う。痒そうなところを洗う。アメリがうっとりしだす。


(堕ちたわね)


 あたしは指を差す。


「シャワー取って」

「……はい」


 シャワーで泡を落とす。アメリが瞼を閉じて黙る。あたしは指を差す。


「トリートメント」

「……はい」


 トリートメントを手につけて、アメリの髪の毛を揉んでいく。アメリが黙る。うっとりして黙り込む。


「……。……。……」


(ふん)


 堕ちたわね。


「先に体洗って」

「……はい」


 アメリが黒ネコの形のスポンジに手を伸ばす。メニーを見る。メニーが緑ネコの形のスポンジで泡を立て、体を洗っていた。


「メニー」


 メニーがあたしを見る。今度はなに? と言いたげな目。


(なんであんたがうんざりしてるのよ。ふざけんな)


「貸して。背中洗うわ」

「え、……悪いよ」

「いいから」


 スポンジを泡立たせる。ぎゅ、ぎゅ、と握って泡立たせる。メニーがきょとんと見ている。泡を手に乗せたまま、泡だけをメニーの背中につけて伸ばす。


「わわっ」


 メニーが前屈みになった。


「くすぐったい」

「肌は髪の毛より繊細なのよ。これくらいがいいの」


 泡が体を綺麗にするのよ。


「ほら、ちゃんと洗って。腋は?」

「洗った」

「ちゃんと泡つけた?」

「うん」

「性器は?」

「……なにそれ?」

「おしっこするところ」

「……」


 メニーが自分のを見下ろす。あたしはスポンジを指差す。


「泡だけつけて」

「はい」

「ちゃんと洗う癖をつけないと、将来が大変よ」


 生理になったりして匂いがすごくなるんだから。


「今のうちに洗う癖つけなさい」

「……面倒くさい」

「文句言わないの」

「……はい」


 メニーがスポンジをぎゅ、ぎゅ、と握って泡立たせ、その泡で軽く洗い出す。


(なんか、本当にお母さんになった気分……)

(……あたしも自分の体、綺麗にしないと……)


 戻る際にアメリが目に入る。あたしの目がぎらんと光る。


「てめえもか!!」

「え」

「貸せ!!」


 あたしは濡れた手でアメリの黒ネコスポンジを奪った。


「ちょ! なにするのよ!」

「うるせえ!!」


 スポンジをぎゅ、ぎゅ、と握って泡立たせ、泡をアメリに塗りたくる。


「肌は繊細だって言ってるでしょ! なんでそんなにごしごしするのよ! てめえはお肌を傷つけて楽しいか!」

「わああああ! 気持ち悪い! なにするのよ!」

「おら! 腕上げろ!」

「わわわわ! なにするのよ! あ、はは、あはははは! 腋、駄目! 腋!!」

「おら! 次はここよ!」

「あははは! そこ、駄目! そこ! あははははは!!」

「おら! 脚広げろ!!」

「ぎゃ! なにするのよ!」

「うるせえ!!」

「あっ! ちょ、テリー! どこ触ってるのよ!」

「うるせえ! 好きでこんなところ触るか!」

「あっ、そこ、あ、だめ、そこ、ん、らめぇ……!」

「うらぁ!」

「あはははははは! 駄目駄目駄目! ひゃははははは! きゃはははは!!」


 たらいに溜めたお湯を上から一気に流して、泡を落とす。アメリがぎゅっと目を瞑る。メニーもたらいに溜まったお湯を上からかぶさり、一気に泡を洗い流す。アメリアヌが瞼を上げる。メニーが瞼を上げる。


 綺麗になって、きらきらに輝く二人がいる。


(疲れた……)


「メニー、お風呂入りなさい」

「……はい」

「アメリも」

「……はい」


 二人が黙って大きい浴槽に入る。二人とも黙る。


(なんか疲れた……)


 あたしは髪の毛を触る。


(トリートメントの途中だった……)


 あたしは時間が経ちすぎたトリートメントを洗い流した。


(えーっと……)


 あたしは黒に近い赤色の猫のスポンジに手を伸ばす。


(これで)


 ぎゅ、ぎゅ、とスポンジを握って、泡を作っていく。


(……ああ、……疲れた……)


 あたしは体を洗い出す。



 罪滅ぼし活動ミッションその六、メニーとお風呂に入る。



(とりあえず……ミッションは完了でしょ)

(ここまでしたんだから、もういいでしょ……)

(……疲れた……)


 泡を体に乗せていると、後ろから、ひそりと声が聞こえた。


「……ねえ、メニー、今だけ喋ってあげるわ」

「……あの、……はい」

「テリーのことどう思う? 面倒くさくない?」

「……あの、とっても、いい、人だと思います」

「テリーってば、最近から本当におかしいのよ。あんた、ここに来たばかりの時のテリー覚えてる?」

「はい」

「喋ってた?」

「……んー……」

「でしょ?」

「……はい」

「最近おかしいわよ。あいつ」

「急に、人が変わったように」

「急に、植物なんて育てだすし」

「でも、とっても優しいですよ」

「なによ。わたしが優しくないみたいじゃない。わたしだってすっごく優しいのよ」

「はい」

「テリーみたく口うるさくないし」

「はい」

「お風呂の手順なんて自分でルールを設けたらいいじゃない。外から口うるさくあーだこーだって、どう思う?」

「……それは……」


 メニーが頷いた。


「確かに、面倒くさい……」

「うん。わたしもそう思う」

「てめえらああああ!!!」


(黙って聞いてたら人の悪口大会開催しやがって!)


「主催者、出てこいやぁ!!」


 あたしの怒声が、大浴場に響き渡った。



(*'ω'*)



 ギルエドがあたしたちを見下ろす。きらきらになっているのに、ぼろぼろになっているあたしとアメリを見下ろす。


「どうされたのですか」

「アメリに悪口言われたの」

「テリーが口うるさいから悪いのよ」


 ギルエドがメニーを見た。


「どうされたのですか」

「……大浴場で、二人が、喧嘩してました」

「三人で入られたのですか?」

「はい」

「はあ」


 ギルエドがあたしたち三人を改めて見下ろした。


「それはそれは」


 ギルエドが微笑む。


「仲睦まじいことでして」

「「ふん!!」」


 あたしとアメリが鼻を鳴らして、お互いから顔をそむけた。メニーがそれを見て、ようやく落ち着いたのか、深い深い息を吐いた。


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