耳鳴り
きーん
そんな間抜けな音と共に、頭が時々痛くなる。
病院に行っても原因は分からず、そこまで支障は無いから放置していた。
きーん
しかし最近、その頻度と頭の痛みがどんどん酷くなっている気がする。
本当にこれが病気じゃないのか。
あの医者はヤブだったんじゃないか。
そんな心配が出てくるぐらい、痛み止めや頭痛薬を飲んでも良くならなかった。
そしてそんな俺を心配した妻さえも、おかしなことを言うようになってきた。
「あなたの頭痛は、あなたのせいなのよ。早く思い出して」
なんの事なんだか、全くさっぱり分からない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます