第3話 感情を抱く相手
早速だが題名は関係ないものと思ってくれて結構だ、何故ならとってつけた題名だからだ、単純だろう。
相手に対して何かしらの感情を抱くには相手を知っていることが重要である。
むしろ相手のことを知っていないとその人に対する感情を抱くことさえ出来ない。
例え話だ、田中という苗字の人を知っている限り思い出してほしい、
その知っている田中さん以外の田中さんは一杯いる、その人に対して感情を抱いてください、と言われても田中という苗字なんだ、苗字羨ましい、俺も苗字が田中だ、など知っている情報、つまり田中という苗字についてしか感情を抱くことは出来ない。
今度は知っている人について考えてみよう。
じゃあアメリカ大統領について君自身が思う感情はどうだろう。
一人は凄い、一人は怖い、一人は尊敬する、一人は嫌い、一人は好き、いろんな感情があると思う。
身近な人に例えると分かりやすいかもしれないね、彼氏、彼女、友人、同僚、上司。
このようにみんなが知っている人はみんなが同じ感情を抱くことは0に等しい。
感情は人と限らず国や組織などいろいろな物、事に対しても抱くことがある。
それが負の感情であれば早い話戦争となる。
人は万能ではない、知っていることだけがその人の世界を構築している。
もちろんそれは更新されていくものだがすべて更新して生きていくことは出来ない、脳に負荷がかかりすぎるから。
すなわち人は必要な情報を更新して生きている。
このケーキおいしいから必要、この店臭いから要らない、どんな事でも選別して生きている。
それが戦争の火種となる。
戦争に近く言うと貴族が、官僚が自分の地位を守るため。
飢えている人たちを戦場に送り出せば食糧難と土地問題解決など特典がある、ただこれは国規模で見た場合。
個人で見ればなんで戦争なんかやってるのか疑問に思うかもしれない。
でも今の世の中、国に属して生きている人が多くだ。これを見ている時点でほとんどの人がそうだろう。
考えてほしいのはなぜ属しているのか、どれだけ国に文句を言ったって国に属している時点で従うということは承知のはずだ。今の日本に居るなら特典は絶大だ、戦争に巻き込まれないから。
これは凄いこと、それを知れば国に対して抱く感情が違ってくるかもしれない。
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