俺のまわりには悪魔しかいない

@catNana

第1話 悪魔との遭遇!?①

「おぉっ!これから楽しい学園生活が始まるぞー!」

と緊張とワクワクしたような声で叫ぶ俺。昨日から始まった高校生活!!...が理想以上につまらなかったようで今は落胆している。こんな忙しそうに百面相をしている俺の名前は、白岩 瞬(しらいわ しゅん)。幼馴染みにはシュンシュンと言われ 楽しくしている。おっと、幼馴染みの紹介をしておこう。まずは、小学校から同じの、横山 武(よこやま たける)ことタケちゃん。こいつは 俺みたいな忙しいやつじゃなく 大人しい性格だが、友達思いで良い奴だ。そしてもう1人 女子の立花 鈴(たちばな すず)こと りんちゃん。こいつは中学で知り合い、俺が妹みたいに思ってる存在。素直じゃない性格で、痛いところをつかれると ムキになって反論してくる所が可愛いやつ。いわゆるツンデレというものなのか分からないが たまに 不機嫌になると悪魔みたいな感じになる、その時はこう呼んでいる。『悪魔モード』と...。

そういうことで、今日は初の高校での授業だ...だが、タケちゃんが違う科なので教室がちがうから 3人で話し合ったりするのは 放課後などだ。と思っていると 俺の席の前にいた人が話しかけてきたのである。もちろん、知らない人と話す状態となんら変わらないので、妙に緊張してしまう。

「ねぇ、白岩 瞬くんだっけ?」

「そうだけど」と言い返す俺だが 相手が女子なので、話しにくい。

「私は 佐原 志乃(さはら しの)席近い同士仲良くしようね!」

「お、おう。よろしく」まぁ 仲良くなるのも問題ないしいいかと思うので 友達にでもなっておくかと思いつつ彼女が

「さっきから1人で 色々と顔がおかしくなったり、ニヤけたりしてるけど どうしたんですか?(面白い子発見ボソッ...)」

「あぁ 色々と考え事的なことしてて」

「考え事ですか...というより、もうそろそろで授業始まるよ!それとも────」

「はっ!それはダメだ!全然知らない人がそんな事されると身が持たない」何を言われたかは、いや、置いておこう。恐ろしくて喋れん。とそんなわけで、前の席がいろんな人から悪魔とあだ名が付けられることは 俺はまだ知らなかったんだ────。

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