hollow hollow halo
寂しさが背骨を貫いて夏海獣たちが歩き始める
玄関はフジツボとかがいる浜辺そのへんに靴脱いどいて
神々を裏切り逃げるぼくらは今もはだしのままで
いつまでも聞いていたいと思うから君の声だけ選んで残す
熱の花夏よぼくらを置き去りにして
「暑いから」君は逃げ水夏のまぼろし
心臓を掲げて叫ぶ神は死んだよ
叫ぶ君ひまわりのごと光りたる
ラムネ瓶沈めて共犯者のふたり
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