小雪ちゃん

快晴の朝。ウグイスの鋭く綺麗な声が聞こえる。そして、緑と黄金色の交流。


入院生活も慣れてきて、男の子ともだいぶ仲良くなった。

そういえば男の子はまだ骨が治っていないから、退院日を伸ばすと言っていた。


どうやら私が病院に来る前から、男の子(松山まつやま君)は隣の病室にいる女の子と友達になっていたんだって。


話していくうちに、だんだんとその子の特徴が分かってきていた。

私はその女の子に初めて会いに行って、3人で長い時間お話した。

女の子の名前は町田小雪まちたこゆきちゃんだって。

とっても小柄な女の子で、私と同じ高校一年生。

いまも闘病中で、なんとか快方に向かっていっているらしい。


みんなが退院できたら、家にお邪魔してみたいなぁ。


松山まつやま君も、延長といっても恐らくすぐに退院するだろう。


こうやって集まれたのも何かのご縁だと思う。

今後も関わっていきたいなぁ...。

その日も一日中話しました。



入院前よりももっと、自分のことを表明できて、積極的になったのかなぁと思う。


これからもどんどん仲良くして、病院の中での高校生活を頑張っていこうと思った。

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