予告その2
「邪魔だサル助ども! 我が、我らが陛下に手を出そうなどというのは十万年早いッ!」
ネーゼが皇帝に即位するのと同じ頃、テロリズムからの防衛の為に出撃したハーゲン“小佐”。
「二度と現れるな……! ん、生命反応? このガレキの下にか!」
彼もまた、一人の赤子を見つける。
*
そして時は流れ、18年後。
「行ってきます、父さん」
「行ってこい、息子よ」
赤子は青年へと成長し、漆黒のリナリアを駆って旅へ出る。
そう、自らの姫様を守る為に――。
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