エンディングフェイズ:PC② RHO「心に潜めた想い~いつかくる、そのつきひのために~」

  凍花:あーーーーー(ぷらいべったーに書いていたまとめの)サブタイ! GMったらにくいことを まさか使われるとは(

  GM:これめちゃくちゃよくて

  凍花:まぁ何を思ってつけたかはお察しですよね(


雪奈:~かつてのきもちをむねに、いまはこのせつなにすべてをこめて~ ねじ込んだ

凍花:gooooooooood

GM:素晴らしい


GM:それは数日前のこと、凍花さんは悩んでいました。それは月陽さんのサプライズパーティーについてです。

 月陽さんが家族になった日。その日のお祝いのために、あなたはある人物の元に相談に来ていました。その人物とは、UGNエージェントの鈴雲銀音ですね。

凍花:こそこそそわそわ、ぱたぱたとやってきますぞ

 どうやったら2人になれるんだか皆目見当もつかないけどとりあえず2人になったんだ!(

GM:月陽さんはその時、定期検診でいないとかでしょうかね。

凍花:よしそれだ(

 誰も、というか兄さんがいないことを確認したら話し始めますかねー

 「銀音さん、すみません、いきなり」

鈴雲銀音:「どうしたの? 呼び出したりして?」と筆談で話します。

凍花:「あ、えっと、私、考えてることがあって……今度の兄さんの誕生日……家族記念日?に……パーティを、したいなって。それで、相談なんですけど……銀音さん、確かハンドベルの演奏、できますよね?」

鈴雲銀音:その話を聞いていつも無表情な鈴雲も少しほほ笑みながらこくりと頷きます。

凍花:(ほっ)「よかった。それで、その、一緒に……1曲演奏してくれませんか? 兄さんに、プレゼントしたいんです」

鈴雲銀音:筆談で「もちろん! 曲はどうしようかな。やっぱりバースデーソングとか? 凍花ちゃん、何か演奏したい曲はある?」

凍花:「あ、それなんですけど……」と言って、持ってた鞄をごそごそします

 取り出したるはルーズリーフ何枚か 五線が書いてあります 楽譜だ!

 「……曲を、書いて来たんです。ハンドベルって、だいたい何人かで演奏するものですけど……これならデュエットでもできるかなって。私がピアノで、銀音さんがハンドベルのパートですね」

 って言いながら銀音さんの分を渡す感じですかね(指にばんそうこうとか貼ってあるかもしれない!)

GM:鈴雲はニコニコしながら「すごく素敵だと思う」と大きく書いた紙を出したのちに、あなたの手を握ります。そこで鈴雲も気づきますね。絆創膏だらけの手に。

鈴雲銀音:「あれ、その手はどうしたの?」

凍花:「あ……指、ですか? これは、その、料理の練習をしてて……」ささっと手を隠したくなるぅ

鈴雲銀音:ニコニコしてます。

凍花:あうあうあう「私、料理、苦手で……」ぽつり、と

 「いつも兄さんがご飯を作ってくれるんですけど、今回はその、せっかくだし作ってあげられたらなと、思って……。思ってるんですけど、なかなか上手くいかないのが現状です……」と、困り顔

鈴雲銀音:「じゃあ、料理の練習も手伝うよ。得意でもないけど一緒にやればきっとすぐ上達すると……思う」

凍花:「! ありがとうございます、お願いします……!」

鈴雲銀音:凍花さんの頭をなでてから「絶対成功させようね」と筆談します

凍花:ああああああお姉さんムーブずるい(

 「はい、がんばります……!」ということで、それから曲に料理にと、日々の合間に色々練習をするのでした。悟られないようにするの大変だったかもなぁ

GM:その日から準備を進め、家族みんなでそろって誕生日を迎えたのでした。


凍花:ですです ということで現在に戻る?

GM:そうですね~回想終了です! ありがとうございます! まあ、びっくりするのはここからだぞ……

凍花:こちらこそありがとうございます! でも結局料理は銀音さんのウェイトが大きいかも知れない……(

たとえばハンバーグの形がちょっといびつだったりするかも?

GM:鈴雲は先回りをして準備を整えていました。デート行くかのくだりでもちゃもちゃしたのでその隙にね。

凍花:もちゃもちゃ ウィンクしたあとですな

GM:ですね

雪奈:私が全力で拘束して、慈悲を剥奪した瞬間だな

凍花:(なむなむ……)

延朱:「兄さん、今日が誕生日だったんだ! わーおめでとう! すごいね、お料理がたくさん……それにステージ?」

月陽:「あ、ああそういえばそうだったな……すっかり忘れてた」

雪奈:頭をポリポリかいて……何を考えているのかは窺い知れない あるいは察した上で秘していたのやもしれん

凍花:「びっくりさせちゃったかな……お祝い、したかったから」

 なんかこう、なんだ、照れてる こっちが なんでだ

 「兄さんもだし、姉さんも一緒に、ね。だから、お料理とか、頑張ってみたの。……ほとんど銀音さんにお任せしちゃったも同然だけど……」

雪奈:「そうだな……私からも少し手を加えさせてもらってかまわんか?」

凍花:「え? うん、いいけど……何をするの?」

雪奈:「ま、半ば隠し芸の類だが──」戸棚の引き出しから折り紙を出して そして、すべて上空に放り投げる。追って飛んではメスを振るい、降り注ぐは七色の紙吹雪。

GM:おお~!

凍花:わああああすごい!

延朱:「すごい! キラキラしてる! わー!」ぱちぱち

凍花:一緒になって拍手してます(

雪奈:「米国育ちなのでな、これがないとパーティーという気がせん」そして床に積もる吹雪は、料理を避け──そして皆の似顔絵を描くように

凍花:「わぁ……」

月陽:驚きで言葉が出ません

凍花:片付けちゃう前に写真撮っとこ(

GM:雪奈さんの素晴らしい紙吹雪を見てから鈴雲が凍花ちゃんにこう言います。

鈴雲銀音:「凍花ちゃん、大丈夫。自信を持って。このプレゼントは凍花ちゃんにしかできない、世界に一つしかない本当に素敵なプレゼントなんだから」

凍花:「銀音さん……」こくん、と「そうですね、ありがとうございます」

雪奈:息を吹きかけて絵を散らし──

 「咲くも散るもこのように一瞬の出来事。せめてその一瞬を心の中で永遠とするため、人はなんでもないものにも意味を与える。誕生日などはその最たるものだな。実に無駄でいて、実に人間らしい──ま、まだまだ何か用意されているようだ。出しゃばりはこの程度にして、私もおまけで楽しませてもらおうじゃないか」

凍花:「母さんも、ありがとう」ちょっと、にこっと。

 とりあえず先にご飯かなー 食べ終わったらステージの出番。

GM:では、この日のために練習してきた料理を前に延朱はもう目をキラキラさせているでしょうね。

延朱:「誕生日ってすごいね。こんなにお料理がたくさん……!」

GM:みなさんで席につく感じでしょう。お誕生日席は月陽さんかなー

凍花:当たり前だよなぁ?「たくさん食べて、その方が私も嬉しい……から」

月陽:「ああ、じゃあそうさせてもらおう」

延朱:「うん! じゃあ、いただきます!」

雪奈:「ああ、いただきます──なんだかんだで大切なことは身につけているじゃないか」

凍花:そっか、"いただきます"……b

 おいしいかなぁ、大丈夫かなぁと思いつつもっきゅもっきゅ

月陽:「うん、美味しいよ凍花。これだけできるなら俺の方からも今度料理を教えようかな」

凍花:「ほんと……! あの、お願いします先生……!」先生(

雪奈:銀音は成人済みでよかったかな?

GM:そうですね

雪奈:「一人だけ飲むのも肩身が狭い。付き合え」そこそこお高そうな白ワインを

凍花:(おっしゃれー……!)

鈴雲銀音:「はい、しぶちょ……いや、雪奈さん」

延朱:「わたしもお料理できるようになりたいな……。兄さん、凍花ちゃん、私にも教えてくれないかな?」

凍花:「い、一緒に習おう姉さん……!」(ずい→あっ、っと思って→着席)

月陽:「うーんそうだな、じゃあ近いうちにクッキーづくりでもやろうか」

雪奈:「たくさん焼いて、支部の奴らにも配ってやれ。今回は相当働いてくれたからな」

月陽:「そうします」

延朱:「やったー! すっごく楽しみ! ……こんなに幸せでいいのかな?」

雪奈:「延朱。少し違うな」

延朱:「え?」

雪奈:「幸せというのは客観的な事実ではなく、主観的な認識に過ぎない。ある出来事を幸せと認識するかどうかはお前次第だ。これまでの人生においても、幸せを感じる瞬間はなかったか? これからの人生においても、不幸を覚える時期があるだろう。今を幸せと思えるのならば、それはお前が幸せを享受できる人間だったからだ。先ほどの『いただきます』といい、なんだかんだで父親らしいこともしていたようじゃないか。それをすべて否定すべきではない──それを踏まえた上で、今『幸せ』を享受できるお前がいるんだ。先ほども言った。すべての瞬間、すべての事象に意味など存在しない。それに意味を見出すのは人間の営みだ。この集まりも、本質的には"他人"が集っているだけだ。血縁という関係すらほぼ存在しない。そこに意味を見出すとしたら、それはお前たちの営みだ。本来の定義に沿っているかどうかなど関係ない。お前がこれもまた『家族』として尊ぶことができるように、私は祈っているよ」

延朱:「……そうだね。私がここにいられるのは、今まで出会ったみんなのおかげ。それは、……マラコーダ、父さんもきっと入ってる。でも、この先何があってもみんなと、家族と一緒なら私は幸せだと思う! お母さん、ありがとう!」

雪奈:「伝え忘れていたな……UGN規定に則り、マラコーダの遺骸は共同墓地にだが埋葬しておいた。気が向いたら挨拶にでもいってやれ。私にとっては単なる仇敵だが、お前たちにとっては縁者だからな。問題が片付いた以上、私はあれこれ言わんよ」

延朱:「……うん、そうするね」

GM:ではおいしいごはんも楽しんでお腹いっぱいになりましたね。

鈴雲銀音:「みんな、喜んでくれたみたい。やったね、凍花ちゃん」

凍花:「はい、よかった……! ありがとうございます、銀音さん。あとひとつだけ、お手伝いお願いします」

鈴雲銀音:「もちろん! 最高の演奏をしようね」

凍花:「はい! ……ということでね」兄さんたちに向き直って、

 「プレゼント、何にしようか考えて……曲を作ることにしたの」ピアノの前に行きましょうかね

月陽:? 演奏? ってなってます

鈴雲銀音:鈴雲もハンドベルの前に立ち、笑顔で凍花ちゃんを見ています。

凍花:「そう、演奏。私と、銀音さんで。今日のために書いたの。気に入ってくれると……嬉しいな。

 曲名はね……『Irreplaceable Family』」

 GM、お願いします……!


BGM:Irreplaceable Family(下記URLから聴けます)

https://www.dropbox.com/s/itant54uwkimpx6/Irreplaceable%20Family.mp3?dl=0


GM:鈴雲と凍花さん、二人で音を紡いでいきます。今までの困難、そしてこれからの未来への希望を込めて、家族の安寧を願うような曲ですね。


  GM:和音さんが作ったんですよ!! この曲!! すごい!!

  凍花:本当に書いてまいりました

  月陽:ヽ〔゜Д゜〕丿スゴイ

  凍花:鍵盤弾きなもので、せっかくだからと……

  雪奈:私は、音楽は弾くことしかできねえ!

  月陽:これは……私も頑張らないと


月陽:静かに聞き入ってます

雪奈:ワインを一口

延朱:延朱も左右に揺れながらも聞き入っています。

凍花:ありがとう、ありがとう……

GM:こちらこそありがとうですよ……かけがえのない家族への曲です。

凍花:演奏が終わって、一礼します ふわりと、笑って。

 「ありがとうございました。それと……改めて、おめでとう」

月陽:ではそれを受けて 顔を伏せたまま凍花に近寄るって 抱きしめます

凍花:「にい、さん?」

月陽:「ありがとう、本当に、ありがとう」と言って頭の後ろの方をポンポンしてます 涙声ですね

凍花:「私の方こそ、ありがとう」ちょっと、泣くのうつっちゃうかも

 (しばらくぽんぽんされるなぁ……)

GM:鈴雲と延朱も来ます。二人は凍花ちゃんと月陽さんを優しい笑顔で見つめていますね。

雪奈:肩をすくめて、他の二人の様子を見やり——

 (剋風さんに話せばどれだけ悔しがってくれるか、楽しみではあるな)

月陽:じゃあ名残惜しいけどそろそろ離れますかね

 もう泣いてませんよ(目の周りは赤いでしょうけど)

GM:ふふふ

凍花:じゃ、じゃあ私も急いで拭こう!(

月陽:「まさか音楽がこんなにも感動できるものだったとはな」(いつものペースで)

凍花:「気持ちを、込めたから……かなぁ。でも、よかった……」

月陽:「俺も今度ギターでもやってみようかな? できないのにギターケースいつも持ってるのもそろそろ怪しまれそうだし」(by芸術8d)

凍花:できるやーん( 「ふふっ、私、ギターは専門外だよ?」

月陽:「いや、まだ知りたいことは多いからな。まあこれからは料理も分担できるだろうし新しい趣味で初めて見るか」

雪奈:「音楽鑑賞をするくらいの余裕は持て。何ならUGNの業務など辞めても構わん。というより、ギターならば私が昔弾いていたものがあるぞ?」

延朱:「お母さんも弾けるんだ!すごい!」

鈴雲銀音:「ハンドベルは……何人でも一緒にできるから延朱ちゃんもやる?」

凍花:ハンドベルの人数が増えるとメロディがもっと豪華になります(

延朱:「いいの? 私もじゃあ練習する! それで、みんなでいつか、曲を演奏したいね!」

雪奈:「ま、UGNでも音楽でも好きに生きろ。道を踏み外しそうになったときはぶん殴って止めてやる。ああ……月陽は明日まで待ってやる。今夜のうちにしっかり風呂に入っておけよ」

GM:逃れられぬ

月陽:知ってた

凍花:がんばえー……w

雪奈:三日は痛みのあまりシャワーだけになる。

月陽:「……はあ、……まあいいか」

凍花:(また新しい曲、書こうかな)と思いつつ小さく笑ってましょう

雪奈:「ま、なんにせよ──笑える範囲の結末に収まってなによりさ」残ったワインをあおり

 「世の中はあまりにも、そうならないことが多すぎるからな。なので、だ──来年の今日もまたこうしていられるように祈りを込めて、今更ながら乾杯でもしておこうじゃないか」

凍花:「……うんっ」グラスよーい!

雪奈:杯を掲げ──

延朱:「えっと、こうかな?」

雪奈:「ああ、中身をこぼすなよ?」

延朱:「うん! しっかりもつね!」

鈴雲銀音:「はい、来年も必ず」

月陽:ただ笑って参加してます

雪奈:「それでは、続く一年の平和と幸福とを祈り」

 「乾杯」杯を合わせ、ハンドベルに負けぬほど小気味のいい音が鳴る──

GM:たくさんの苦難を乗り越え、集まった家族。それは、代替品のものではない。これも、もう一つの家族の形。

 あなたたち家族の絆。血はつながっていなくても、本物であったでしょう。

 ということで、ダブルクロスthe 3rd Edition「オルタナティブファミリー」終了です!

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