第1話「入学式」

「や…やっと着いたよチーちゃん…」

「マスター…チーは疲れました、眠いです」

「ちょ、チーちゃんズルいぞ俺もスヤァしたいんだぞ!」

「マスターはこれから入学式なのです、大人しく理事長の話でも聞いてろなのです」

「くっそだりー」

「これはマスターがすすんで学園生活したいって言ったのですよ?」

「わーたよ」

「しかし凄い人なのです。沢山いるのです。」

「そりゃそうだろ、ここめっちゃ凄い学園らしいから」

「らしい…ですか」

そうここは日本でも有数な政府公認の魔術師育成学園

魔術特化第一高等学園。

「もっとましな名前にすりゃいいのに…」

「マスター、学園の名前にいちゃもんつけちゃダメなのです」

「へいへい」

「ところでマスター…受付はどこなのです?」

「知らねー」

「…え」

「てへぺろ」

「マ・ス・ター!!!!」

「ンヒィンヒィ」

「あ、見つけたよチーちゃん」

「待って下さいマスター」


「新入生の皆さん、受付はこちらですー」

「はいはい、おれ、新入生ドヤァ」

「マスター…ちゃんと礼儀正しくしろなのです!」


「新入生の人ですね?お名前聞いてよろしいですか?」

「天理涼です」

「従者のチーちゃんなのです!」

「はい、天理…涼君ですね。こちらがクラス表ですので見ておいて下さいね♪」

「へーい」

「マスター返事はちゃんとしろなのです」

「はい…」

「ふふ♪」

「マスター笑われてるですよ?」

「違うよ多分」

「それより早く行かないと間に合わないですよマスター」

「やっべ」

無事に入学式に間に合った天理涼、チーちゃん

会場に入るとそこは人で溢れていた。

「くっそいるやん」

「ですね」

「ようやく始まるんだな…」

「10年待ったかいがありましたねマスター♪」

「あぁ…」

「のんびり過ごすですムフゥ」

「学食ワクワク」

さぁ始まる入学式、天理涼の学園生活が始まろうとしていた…


続く!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る