レッツ・ポジティブ！

固定概念は可能性を失う

　周囲から「別の職に就くことに抵抗はないの？」と転職するたび聞かれます。というのも、私の経歴は支離滅裂。異なるジャンルの職業に就いてきました。

　資格を持っている職業もありますが、給料面に問題があり、働き手となる今には不向きな職。パートや小遣い稼ぎにはいい職業なのですが……。

　現在、就いた職業も全くの別ジャンル。

「経験のない職に就くことに不安などありませんか？」面接をした会社側の方にも聞かれました。正直、不安がないわけではないです。初めてのことをするわけですから。でも、好奇心が勝ってしまうのです。

　この職に就いたら、どんな毎日が待っているのか。どんな経験や体験が待ち構えているのか。

　社会には自分の知らないことのほうが圧倒的に多い。自分の人生が終わるまで、果たしてどれだけの【初めて】に出会えるのか。やり続けることが嫌いなわけでも苦手なわけでもありません。仕事なら尚更。入社した会社全てにおいて働けるまで働くつもりで入社してきました。それでも、転機というのは訪れるもの。自分が働きたくても働けなくなったり、家庭の事情でやむを得ず仕事を辞めなければいけない状況に陥ることだってある。

　どんな状況でも、どんな場所でも、どんな職に就いても、常に【自分らしく】を私は念頭に置いています。偽っていても、鍍金（めっき）は必ず剥がれてしまう。もともと器用な人間ではないので使い分けという高度な技術がない。だったら最初から「自分はこういう人間です」と見せていたほうが楽だし、そのほうが周囲からも【裏表のない人】と認識して頂ける。誰からも好かれるのは無理な話だから、周囲を気にするのは時々にして、【自分らしく】いられる環境をまず自分自身で築く。毎日のように通う職場。少しでも、楽しい場所のほうがいいじゃないですか。

　そのためにも、なるべく固定概念を持たないようにし、いつでも柔軟に各方面から吸収できるものを吸収して、自分の財産にしていきたいと考えています。

　引き出しは多いほうがいい。それに、固定概念を持ってしまうと自分の中にある可能性の芽が枯れてしまうから。

【君は何にでもなれる。どんな会社で働いてもやっていけるよ】

　一番最初に勤めた医院の医院長に言われた言葉です。この言葉があるから、私はきっとどこへ行っても大丈夫。自分ではなく、周りが認めてくれたから。自信を持って、やりたい仕事をやろうと思います。

　本当にやりたいのは作家なんですけどね！

　今は作家になるための材料集め中。人に料理を振る舞うときのように材料が多ければ多いに越したことはない。様々な料理を提供できますし、誰かにとっての好みもバイキング形式で見つかることでしょう。

　何かに特化するのもいいけれど、オールマイティな人のほうが社会では活躍できるはず。何にでもなれる精神で、色々なことに挑戦していきたい！！