過ぎ去る日々をふと振り返る
昨日の事はおぼろげになっても、十数年も前の事を覚えていたりもする。
記憶というものは実にあやふやで、ふとした時にぱっとフラッシュバックするものでもある。
それは匂いがトリガーであったり、テレビで流れる映像であったり、インターネットの記事であったり。
13年というのは、自分にとってはあっという間に過ぎ去った。
その間にもいろいろあったような気がするが、いろいろあったがゆえにどうでもいいような気もする。
全ては時の彼方に消え去るのみだ。
貴方も、私も、君も、僕も。
思えば、ここまで生きる事を僕は考えていただろうか。
生きるとはなんだろう。
答えは未だ見いだせない。
きっと生涯をかけて追及して、もしかしたら答えなんてないのかもしれない。
あるいはあっさりと見つかるのかもしれない。
だから何だろう?
全ては時の彼方に置いて、僕が生きたこの世の証なんていつかは消え去るものなのだからそこまで気にする必要もない。
でも、ある程度は生きた証というものを残しておきたい。
それこそが生物が生きる上でのあがきであり、輝きだ。
何の為に生きる?
何の為に前を向く?
しゃらくせえ。
そんな事考えた所で、生きることに理由はいらない。
無為でも有為でも、生まれたからこそ故に生きる。
それだけだ。
それ以外に何がある?
何も無い。
全ては偶然、誰かの気まぐれでこの宇宙もある。
自分たちが生まれたのも何かが切っ掛けとなって偶然に生まれたに過ぎない。
だからこそ面白い。
いつかきっと、僕たちは自分たちと同じような存在が居ると信じて何処かへと飛び立つのかもしれない。
それがいつになるのかは、全くわからない。
多分自分が生きているうちにはかなわないだろう。
だからこそ遠くに思いを馳せる。
過去を思いやって、故に未来を見るんだ。
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