第15話 星野青年
星野は、殴るように代金を置き、喫茶店を飛び出すと、美しい女神に電話をかけた。
「っもしもし!」
「はい?」
女神の声に、星野の頬がやや上気した。
「あの!やっぱり俺は、あなたが好きだ!」
「......それで?」
「だから、その、せめて、友達とかでいませんか?」
受話器の向こうで、クスりと笑う声がする。
「別に構いませんよ」
星野は、ガッツポーズした手をそのまま、天に向かって突き上げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます