風景を嗜みとともに

ロリcorn

煙草と夜空

ぷかりぷかりと煙草の煙が夜空に上がっては消えていく…


私は煙草に愛用のライターで火をつけ、たっぷりと煙を吸い込み、自分の気持ちを吐き出すように燻らせていく。

都市の明かりが夜の街を照らす中、私はマンションのテラスで日が沈んで月と星が輝く夜空を眺めながら、私は煙草を吸う。一日で一番充実した時間だと自分は思っている。煙草を吸い始めてからずっと続けていることだ。


悩みも喜びも煙草の煙を纏わせて夜空に向かって吐いていくが

今までは悩みのほうが多かった。

今日は自分の気持ちを纏わせて燻らせよう、いつもは吸わない上質なものを纏わせて。


吸っては吐き、吸っては吐きを繰り返し、どれほどの時間が過ぎたのだろう?

私はなぜこのような時間を過ごすようになったのだろうかと考えていた。

煙草以外にも趣味はあるし、悩みや喜びを分かち合いたいなら友人とともに酒でもを飲みに行けばいいだろう。だがなぜだろう、夜空を眺めながら紫煙を燻らせるのはとても魅力的でやめられないのだ


さあ寝よう。起きればいつもの日が待っている、明日も明日とて自分は

テラスに出て煙草を燻らせるのだろう。自分は吸っていた煙草を灰皿で火を消し

部屋に戻っていく。



灰皿で火を消された煙草はまだ煙を立ち上らせている。


紫煙は寝静まった街の夜空に掻き消えていく…





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