繰り人形

「繰り人形」作・真野てん さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887663379


 昭和2X年――。

 絵描きくずれの探偵・相馬蒼偉と腐れ縁の刑事・兵頭二郎とがおりなすモダンミステリー。密室のなかで他界した老仏師の死因とは。


 ◇


 江戸川乱歩。横溝正史。お好きですか?

 ミステリ好きの私は、それで育ったので(笑

 

 この時代の、この雰囲気。どこか閉塞感があって、淫靡な気配のある世界観。

 たまりませんわあ(笑


 以下は私のレビュー。



 ──昭和モダンミステリー。密室。球体関節人形の魔力。


 榊 仁兵衛(さかき じんべえ)。

 昭和を代表する大仏師が完全密室の蔵で死んだ。


 自殺か他殺か。

 蔵のなかには、おびただしい数の球体関節人形の手足……。

 午前二時。ろうそくの灯りに浮かび上がる真実とは。


 昭和モダンミステリー。

 乱歩を彷彿とさせる、あでやかな舞台設定。


 美しい!

 鮮やか!

 そして、二度繰り返される、どんでん返し!!


 美しい人形の魔力。是非魅了されて下さい!


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