終わらない世界に花束を
◇終わらない世界に花束を
(紅哉朱さん)
世界を救うため、強大な魔力を持つ魔法使いの「先輩」を唸らせる小説を書こうとする「私」のお話。
まず受けた印象として、美しいビジュアルイメージと淡々とした筆致、少し個性的な登場人物の配置にミュージックビデオのPV映像のようだな、と感じました。
こちらの何かを激しく揺さぶるようなビートにはやや欠けるものの、作者さんの中で、恐らくクライマックスのイメージか強くあって、着実にそのシーンに向けてお話を重ねて行くようなつくりの確かさに好感を持ちました。
このサイズこの感じだと作者さんの書きたいことが上手く落とし込まれているように思えて、敢えてこちらからああしろこうしろという部分はないとも言えるんですが、ここまで安定したお話を素早く書ける技能をお持ちなら隠しテーマであるロックを感じさせる要素を込めてみる、なんてことに挑戦して見ても良かったかも知れません。
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