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    やってみての雑感などへの応援コメント

    忠臣蔵様

    お疲れ様でした!! 私の方が進んでいないうちに、己の作品を推敲してもらってしまいました!! ぎゃあぁぁ

    書簡体やクレオールなどほとんど理解しておりませんが、どうしよう。ただ、推敲作品を読めばテキトーに書いてないことは分かります。一つ一つ吟味して頂いたことがわかります。

    この企画の推敲は、普段自作を直すのとはひと味もふた味も違う感触がします。2次作っぽくもあり、読むよりその話にのめり込む行為のようでもあり、結局、忠臣蔵様が色々思考して下さったように、物語によりアプローチは変わるのかもしれません。

    自律的という言葉にはっとしました、以前、SFを書かれるkinomi様から「最後は物語の方から教えられる」という言葉を近況ノートに残してくれて、なんとなくそうであってほしいけど、まだその境地にはたどり着かないと思っていたのですが。似ているな、と連想されました。自律的であるなら、私はそのことに気づきたいです。


    推敲のため、全編読んで頂いたようで、ますます頭が下がります。

    ふにゅ。指摘してもらったことをちぃと考えてみました。
    (近代小説の語り手を問う傾向にあるところなど、興味深く拝聴しました)


    今の1話、2話に改稿したのは、物語を通して書きたいものが何層にもなっていたのを一本化するためでした。
    物語に託したテーマに答えを出して、アイデアを出し尽くして身軽になりたかったのです。それが、なんで悪役を好むのか?(①)と、どういう育ち方したんだお前?(②)です。
    書いて溜飲が下がったものの、どちらか片方でよくない?このプロローグ。という印象があるんですよね、一瞬悩んだ覚えがあります。

    後に挿話する際は、どこにいれるねんと、改稿前から困ってた生い立ちエピソード。確かにいざ書いたらボリュームがあったので、膝を正して独立させるべきかも。置き手紙だけ冒頭に残すのも可能だし。でもって、冒頭4章の後ろ、ミンシカの心情とな……。
    えーと、どうやるイメージなんだろう。自分との環境の違いに共感する感じかな……。主人公とヒロインは絡むけれど、その関係を白紙にしている作者(無責任だ)は悩みます。

    ひとまず3部作完結したら、全編マスタリングしたいです。
    よろしければ、忠臣蔵様から教えて頂いたことを参考にさせて下さい。いつになるやらですが。


    たくさんの気づきと、お話をして頂きありがとうございました。
    何より、丁寧かつ緻密な推敲をして頂きありがとうございます!!

    前半から語り手のリード、言葉や視点の向きの選び方に惚れ惚れしながら、引き込まれました。
    豊かな表現はそれだけで読むのが楽しく、目が求めて進みました。
    私の改行の多い色気のない文章よりよっぽど読みやすいよ! 中身も言葉も大事だとしみじみ。

    語りのリズムが貫かれているためか、その振り幅が広いのか、違和感なく後半の人のやり取りへと移って、その上感じるギャップはなぜか自然でした。

    視点の切り替え、書くのが難しそうに見えましたが、とても面白い試みだと思いました。
    自身では思い浮かんだものの、何度か書いて断念しています。悩んだ様子がそのまま原文に出ているなと、今回、意図的に視点を切り替えている推敲作品と比べて、ようやく分かりました。
    主人公の印象がとことん薄くなりそう、と敬遠したのですが、普通に生身の少年が映るものだと、知ることができたように思います。

    それと、自然に前半と後半のシリアスとギャグが共存している、これです。これでした。
    自分でやるとすぐ混沌としてしまうけれど。
    物語が楽しそうに描かれているのは、読んでいて気持ちがいいですね。(書くのは大変だったと思いますがっ)

    この度は推敲して頂き、本当に本当にありがとうございました!!


    忠臣蔵様の作品の修正版は、もしかして私が今取り掛かっている、和泉様の作品の推敲待ちだったりするのでしょうか。
    だとしたら、申し訳ないことです。
    こちらの推敲が終わりましたら、一報入れますので、もう少々お待ち下さい。

    よろしくお願い致します。

    作者からの返信

     すみません、どういうかたちで返信させていただこうか迷ったのですが、おそらく疑問を感じてらっしゃるのかなと推断した箇所にしぼって、拙いながら自分の考えを書いてみました。
     順番は、
    1、冒頭の取り扱いをどうするか
    2、バールの過去エピソードをどうするか
    3、バールとミンシカの描写をどうするか
     です。
     先に書いておくと、アホみたいに長いので、時間があるときにお読みいただけるとありがたいです。


    1、冒頭の取り扱い
    ⇒本編を読み返させていただき考えたのですが、第1話をそっくりバールの置き手紙に換えてもいいかもしれません。
     その場合、自分だったらもっと意味不明な、いかにも若者が得体の知れない熱に浮かされたような内容にするかもしれないです。
     あらすじを読ませていただいた限りだと、おそらく緻密な設定や壮大な世界観を期待して読み始める人が多そうなので、あえてちゃらんぽらんなスタートを切るというのもアリだと思います。
     もちろん、その場合はあらすじやキャッチコピーをより硬質で簡潔なものにしてもいいかとは思います。
     あと「探さないでください」とか思わせぶりに書いておいて、後々で兄弟が探しに来るとか、年長者が実は昔魔術士で、心配になってお目付け役として大学に潜り込んでとか、手紙の内容次第で今後の展開がいろいろ考えられるかなと思います。
     そういう展開になれば、故郷への未練vs.魔法への思い、みたいな対立構造もつくれるので、物語に躍動感が出そうな気がします。


    2-1、バールの過去エピソードについて
    ⇒読ませていただいた限りでは、バールの故郷と王都には、以下の対立する要素が含まれています。
    ・故郷=自然にあふれた港町。やさしい家族がたくさんいて、将来の生活もある程度約束されている。安らげるが、退屈な場所。
    ・王都=人工的につくられた巨大都市。馴染みがなく、よそよそしく、権威主義的。にもかかわらず、求める未来を勝ち取ることができるかもしれない、刺激にあふれた場所。
     つまり、慣れた環境を投げ打って馴染みのない場所へ赴くには、それなりに強い動機が要るのではないでしょうか?
     となると、それが魔法への好奇心というだけでは、少し弱いかもしれないと思います。差し出がましくて申し訳ありませんが……

    2-2、「強い動機」について
    ⇒「強い動機」にはいろいろ考えられるでしょうが、ここでは
    (1)ポジティブなもの
    (2)ネガティブなもの
     に大別して話を進めさせていただきます。
     わかりやすく言えば明るい過去か、暗い過去かということです。
     ストーリーを盛り上げるという観点でいえば、どちらにせよ利点がいくつか考えられます。
     たとえば前者であれば、
      ①バールのキャラクター性とより合致している
      ②ミンシカの暗い過去がより引き立つ、という点があげられます。
     後者であれば、
      ①意外な面を与えることでバールのキャラクター性に深みが出る
      ②その事実を知ったミンシカが心理的に共鳴することで、ふたりの対立が解消されるという後々の流れをつくれる、という点があげられます。

    2-3、「強い動機」とストーリーの関係
    ⇒いずれにせよ、もしバールの過去を独立させて取り扱うならば、この「強い動機」に結びつくようなエピソードがあるといいかなと思います。
     昔読んだきりで記憶がおぼろげですが、要するにワンピースの1話目で、シャンクスが鮫に腕を食べられながらも、身を挺してルフィを守ったようなエピソードがあるといいかなあ、という感じです。
     言い換えれば、ルフィ―この作品でいえばバールが、海賊になる―魔法の習得を目指して旅に出ることを、読み手がすんなり呑みこめるようなエピソード、があれば理想的かもという感じです。

    2-4、過去話の位置(どのタイミングで読ませるか?)
    ⇒便宜的に4章かなと当たりをつけたのですが、正直これはエピソードの内容と書き方で変わると思うので、あまり気になさらないでください。
     この位置に持ってくる場合、ミンシカの内的葛藤に(一応の)決着がつく場面の後ろなので、
      ①暗い過去⇒明るい過去の流れは、あてつけというか嫌味な感じがする
      ②ああ、ミンシカってこういう子なんだ⇒えっバールも!?という意外性を狙える
     などの理由から、ネガティブ系エピソードが置きやすそうではありますが……


    3-1、バールとミンシカの対立
     おそらくこの作品では、このふたりの関係が横軸のキモになりそうなので、その件についてちょっと考えさせていただきました。現在というよりこれからのストーリーについての話になり、厚かましいかなとも思うのですが、まあとりあえずということで……
     読み違えていたら本当に申し訳ないのですが、自分なりに彼らの現状を整理すると、まず
    (1)バールは故郷を自ら捨てて、王立魔法大学へ出てきた①
    (2)ミンシカは故郷から逃れ、図書館に居着いた
     という点で対立的です。
     つまり、自分の意思で自分の生き方を決めたか、そうでないかということになります。
     そしてさらに、
    (1)バールには家族も故郷も、将来像という目標もある
    (2)ミンシカには家族も故郷も不確かなものであり、将来どころか今の自分がどういう存在であるかさえ混乱している
     という点で対立的です。
     つまり、自分のアイデンティティが確立しているか、そうでないかということになります。

    3-2、それぞれの感情、思い
     以上で述べた関係をもとに、彼らがおたがいに抱くであろう感情を書き出してみたところ、こんな感じになりました。
    (1)バールがミンシカに抱くであろう感情……当惑、同情、自分とは異なる境遇の他者に対する無意識の拒否感、それを乗り越えたい、わかり合いたいと願う気持ち、純粋な献身、それが嵩じての傲慢さ、「自分こそが相手をわかってあげる」という驕り
    (2)ミンシカがバールに抱くであろう感情……当惑、疑惑、相手は自分をどう思っているのか、信じたいという気持ち、それに相反する反発心、「自分なんて相手にわかってもらえるはずない」という心の底にこびりついた不信感、それを隠すための過剰に気丈なふるまい、独立心や奔放さの過度な表出

    3-3、弁証法、キャラクター、ストーリー
     これらの情報を生かすためには、一定の構成を意識することが有用だと考えます。
     ちょっと話は変わりますが、哲学では「弁証法」という言葉がよく使われています(たぶん高校の倫理にも出てくる)。
     ざっくりいうと、人間の物事への認識は、肯定⇒否定⇒再肯定のプロセスをたどる、というような理屈です。
     たとえば子どもは親に対して、小さな頃はなついていたのに(肯定)、思春期は反抗的な態度をとったりします(否定)。にもかかわらず、成人したら殊勝にハンカチやカーネーションを送り始めて「父さん母さんありがとう」とか言い出しますが(再肯定)、イメージとしてはそんな感じです(必ずこうというわけじゃなく、またこの説明は簡素すぎてヤバいので、ご興味がおありでしたらぜひちゃんとした本をお読みください)。
     ここからは個人的な見解になるのですが、結論からいうと、バールとミンシカの関係の深まりをストーリーと有機的に絡ませるためには、この「弁証法」の考え方が有効なのではないかと思います。
     つまり、
    (1)バールはミンシカを助け、ミンシカはバールに助けられた。安堵や感謝。肯定的な気持ち。
    (2)なんらかのきっかけで、ふたりの気持ちの食い違いが浮き彫りになる。互いへの不信感や、自分のことをわかってくれないという絶望、否定的な気持ち。
    (3)より大きな事件により、互いの違いや対立を受け入れたうえで、相手のことを心から認め合える関係に。再肯定。
     という感じです(あくまで例ですが)。
     あるいは(1)に至るまでに、似たような構成で、もう少し小さなヤマ場をつくるのもいいかもしれません。その場合はバールの視点に引きつけ、あえてミンシカが何を考えているのかわかりづらくするなど、何か工夫があってもいいかなと思いました。
     ボーイミーツガールの体裁が用意されてはいるので、登場人物たちの中では、彼らの関係がいちばん書きやすいかなと思います。


     すみません、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
     レスポンスをねだっておいて、自分自身がちゃんと返答できている気はあんまりしないのですが、とりあえずこんなところで……
     なんか全体的に自分がちゃんとできていないことを他人に口出ししてる感じで、自分で自分の人格を疑うところもありますが……
     あと自分のやつは、直し終わっているのは最初のほうだけで、どうせこれから進めていくつもりなので、お手隙の際で大丈夫です。
     長文失礼いたしました。

  • 長い話数でしたよね、本当すみません。
    しかも人称の書き分けと時間経過の甘い、原文です。
    それをがっつり推敲。
    疲れたと思います。


  • 編集済

    推敲後への応援コメント

    すごい方に推敲されてしまったと思いつつ、爆笑。

    色々と好きな文節が多すぎて、んー、この文章好き。(←)
    既知と未知とか面白く、読み手を案内するような合いの手が心地よいです。
    私はまとめようとするとあまり、ぶった切ってしまうので、こちらの方が読みやすいわーと感心致します。

    よく咀嚼されている……!

    特に受付係とのやりとりは、笑い通しでしたが、「農夫は」に食い気味に返す主人公に、だいたいもう農夫って言われるの想定してる反応だよね、と突っ込んでしまいました。「手相?」も好き。

    主人公をより魅力的にあしらって頂きありがとうございます!

    作者からの返信

    すみません、わざわざありがとうございます。正直自分で読み返してみると「ツメが甘いな」と思う箇所がけっこうあって、冒頭1行目(ブツ切りなのでもっと字数を費やして伝えるべき、できれば図を描ける程度に)とか、文字を剥がすシーン(情景描写にかまけてバールの心理を書き損じている)とかが典型なのですが、まあその程度のクオリティなので……すみません……

  • しかも原文まるっと付いてるっっ。
    どっかで読んだことあると思ったら、自分の文章でした……。

  • お邪魔します。
    読みに参りましたー。
    キャッチコピーまで紹介して頂き、ご丁寧にありがとうございます。