著作：三谷　朱花様

　とんでもない過ちだと思っていた事柄が、実はそうでもなかったという物語。主人公がやる事を、女性も同じ理由で同じ事をしていたのが笑えました。

　素敵な勘違いとすれ違いだったと思います。

　主人公が女性に惹かれる心理が丁寧に描写されていて、切なくなる場面もありました。自然な流れでハッピーエンドとなったのは好印象です。

　オチも微笑ましかったです。

　指輪というものは、どんな物語でもキーアイテムになりえますね。御作はそのアイテムをよく活かしていたと思います。

　贅沢を言えば、二人の容姿がより詳細に分かると、個人的にはより物語が鮮明にイメージしやすかったです。細かく書きすぎると物語の流れが切られてしまいますが、体型と髪の長さと背丈が大雑把に分かると良かったなと思います（あくまで大雑把な描写の一例で、異論は多いにあると思います）。

　物語はしっかりできているので、そこは大切にしてほしいなと感じています。

　的はずれ事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

　これからも執筆を頑張ってください！

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