『花と蜜蜂』読了しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885363982/episodes/1177354054885364000

著作:蜜柑桜様


 色鮮やかな季節や花を感じる事ができる御伽噺でした。

 花姫の可愛らしさが愛おしく、無垢ゆえにこれから苦難を迎えるのだろうなと思います。美しい花には蜂がつきものです。

 「また必ず、晴れ間は見えるものだ」という父上の言葉がなんとも言えずに悲壮感が出ていました。

 体の弱い花姫が生き延びるには、過酷な時代なのかもしれません。


 あまり動きのない花姫の視点を通して、様々な物語が脳内に膨らむのが好印象です。姉様や父上様の物語はもっと苛烈だった事でしょう。その苛烈さから遠ざけられている花姫にも、小さな世界しか分からないとはいえ、確かな生き様があるのだと感じる事ができました。ばあやもいいキャラしています。

 花姫が父上や姉に囲まれて幸せになれるといいのですが、なかなか難しいかもしれませんね。

 個人的には美しくも、悲しい物語だと思いました。


 的はずれ事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

 これからも執筆を頑張ってください!

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