• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
市庁舎の塔の上の旗

市庁舎の塔の上の旗

フカイ

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★8
4人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 水菜月
    238件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    色が失われていくようで、目を凝らす。

    スカボローフェアは、サイモン&ガーファンクルの名曲で
    やさしいメロディにのせて、詩的な詩を綴っていて。

    でも、その中に込められたメッセージの鋭さを思い出すような
    先の見えないその場所にいてつぶやく、せつない作品です。

    「パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム。」
    繰り返しささやかれる歌詞が色を失っていくようで
    すごく印象的なシーンになりました。

    昔のタイプライターのキーは重かった。そこに怒りをこめても。
    戦争の時代を生きたなら、感じる心も奪われていきそうだと振り返ります。

    • 2018年10月7日 06:13