本篇10、杉ちゃんとテンペスト

増田朋美

第一章

杉ちゃんとテンペスト

第一章

彼岸がきた。

まあ、暑さ寒さも彼岸まで、というのは名文句。どんなに暑くても、彼岸がやってくれば、必ず涼しくなる。そうなると、また、いろいろ取り組みたくなってくる。

とにかく今年の夏は、ひどいもんだったといえる。まず、西の方で、土砂降りの大雨が降って、大多数の死者を出したあと、40度を超える暑さの連発。次に、関西の玄関口である海上空港がまた大雨で壊滅。そして晩夏には、北海道で大地震があり、こちらも何十人が生き埋めになったという。そんなわけだから、テレビは災害のことばかり報道し、あちらこちらでボランティア活動なども盛んにおこなわれた。同時に、政府の対応が遅すぎるということを批判する映像も数々流れた。

そういう災害ばかり放送することは、ある意味仕方ないのだけど、中には見たかったアニメが放送禁止になったりして、嫌な思いをした人も少なからずいたと思う。それに、相次ぐ災害報道で、体調を崩してしまう人も相次ぎ、テレビを見るのも自粛するようにと、精神科医が、新聞などに投降したことも数多い。

まあ、今年の夏は、大げさに言えば、「戦闘の夏」だったのかもしれなかった。

原住民流に解釈すれば、きっと自然への敬意が薄れてしまったので、自然が怒ったのだとなるのだが、日本ではそうはいかない。だって、逆方向にいかないと、住めない環境を勝手に作ったからである。

そういう夏も、彼岸がやってくれば終了する。これはある意味でほっとした。てか、そうならなかったら、本当におかしな現象が生じたと政府も感づいてくれるかもしれないが、たぶん、時すでに遅しだろう。一番いいのは、このような災いが連発ないように、活動するのを控えようとする原住民の態度であるが、日本では変なイベントがたくさん控えていて、逆を言えばそれに向かっていくしか、国民が活性化する手段がないのである。

まあ、それでも、一か月予報はまだまだ暑い!なんてテレビが報じていて、また憂鬱な気分にさせられてしまうのが恒例になりつつある。

その日、製鉄所に杉三と蘭が遊びに来ていた。ちょうど、観音講の開催日であったため、その帰りに寄ってきたのだ。最近、蘭も観音講に同行するようになった。蘭にしてみれば仏法用語は非常に難しいので、青柳教授に辞書を貸してもらい、それを片手に勉強するようにしている。もちろん小久保さんにレポートを出す活動もまだ続いている。一見すると全然関連がない学問をしているように見えるが、なんだか密接にかかわってきていて、おもしろいと感じるようになった。ちょうど、懍が仏法書の中でも重要な本といえる、「国訳大蔵経」を全巻持っていたので、参考書として拝読させてもらうことができたのだ。もちろん、明治位に出された本なので、すべて歴史的仮名遣いであり、漢字も旧字体であるので、誰かに解説をしてもらわないと、読めないのは言うまでもない。なので家に持って帰ってもわからないから、常に、懍に一緒にいてもらって解説をしてもらう必要があった。時には、懍が所持していた、東大寺の委嘱によって出版されたとされる、ドイツ語で書かれた華厳経の入門書のほうがわかりやすいじゃないかと思うことさえある。そんなことを口にしたら、日本人の恥だと厳しく叱られてしまった。

と、いうわけで、蘭は一生懸命、というか亀より遅いスピードで仏法の勉強を開始したのだった。杉ちゃんは、どうしてこんな難しい講座に昔から参加できたのだろうか、不思議で仕方ないと思うのだった。

その杉三本人は、文字の読み書きができないので、蘭のように本を開いて勉強ということは一切やらないのだが、なぜか華厳経の一部をそらで覚えているなど、結構優等生になっていた。もちろん、予習も復習も何もしないのだけど、、、。

蘭が製鉄所で、懍と一緒に国訳大蔵経と悪戦苦闘している間、杉三は恵子さんやほかの利用者たち、時には水穂にまでちょっかいを出して、おしゃべりしていくのが通例になっていた。

その時は水穂の部屋で、おもしろそうにおしゃべりをしていた。水穂からしてみれば、特に考慮も何もなく、べらべらとしゃべってくれるのは、結構ありがたいものである。みんな体のことを気にして、聞いていて面白いなと思った矢先にもう帰ると言ってしまうのである。まあ、みんな考慮してくれているのはわかるけど、もう帰るなんて言われると、また特別扱いされて、本当に寂しい気持ちになってしまうのだ。かといって、もっといて、なんて発言したら、体のことはいいのかいなんて心配されて、またつらい思いをするので、発言することはしない。だからそういうことを一切気にしないでしゃべり続けてくれる杉三は、貴重な存在ということができた。

そうはいっても、最近涼しくなってくれたのはありがたいが、体調は回復しなかった。変に全身がだるいとか、息継ぎをするのに苦しいとか、頭が痛いとかそういう新たな問題が発生して、最近は長時間中庭の鹿威しを眺めているのは難しくなり、ひどいときには布団に寝たまま話を聞くこともある。そうなると、みんな心配して、余計に短時間で訪問を切り上げてしまうのが、本当に悲しいし、寂しかった。それを言っても、わかってくれる人は誰もいないのである。

そういうわけで、その日も布団に寝たまま、杉三の面白話を聞いていた。もう、用語なんて理解できないとしても、誰かの話を聞いているだけで意外に楽しかった。

「あ、そうだ。この前蘭が言っていたが、水穂さんもベートーベンにはまるようになったんだってね。」

ふいに杉三がそんなことを言い出した。もう、蘭のやつ、また余計なことを言ったなと思いながらも、

「まあね。やっぱり、精神性では一番なのかもね。」

と、肯定した。

「いいんじゃない?いろんなピアニストがそうなっているんだし。若いときにガンガン系の曲ばっかりやっていた人が、年取ってきて、古いのに戻ってくる例は結構あるよね。」

年を取ってきたって、まだ40代であるから、年齢的には高齢者には区分されない。でも、たぶん杉三にはそう見えるんだろうなと思う。

「そのうち、ベートーベンから、古代のバロックとかに行くようになるんだろうね。まあ、それもいいと思うよ。誰でもそうだもん。」

まあ確かにそうだ。有名なピアニストでもそういう傾向は必ずある。巨匠とされてきた人たちは、年を取ってくると、ベートーベンや、バッハといったものを録音するようになってきている。

「人間誰でも変わってくるさ。そうしなきゃ、時代も変わらないよ。」

「そうだね。」

杉三のいうことに、水穂も納得した。

「かなり前だけど、一回ゴドフスキーを聞かせてもらったので、次はベートーベンを聞かせてもらいたいな。」

「きっと、技術的にできたとしても、精神性を取得するには、かなり大変だと思う。古典音楽ってそういうものだから。どんなに演奏技術があっても、追いつかないというか。逆をいうと、技術を追求しただけでは弾きこなせないんだ。」

音楽学校の教授たちもそういうことを言っていた。まさか自分も口にするとは思わなかった。ピアニストとして商業的に成功したとしても、それと音楽を習得したことは、切り離して考えなければならないと、大学時代に厳しく叱られたことがある。当時は、よく理解できなかったけど、今になったらそういうことなんだなとなんとなくわかる。

「商業的に売れる人と、音楽的に優れている人は違うんだって、よく言われていたけど、果たして、どうだったんだろ。たぶんきっと、演奏はできたのかもしれないが、内容は空っぽだったんじゃないかな。」

少なくとも、自分の演奏に関してはそう思っている。確かにゴドフスキーを弾くことは技術的には非常に難しいが、それを音楽として伝えたのかを成功させたのかは、疑問である。その証拠に、日本でゴドフスキーの知名度は、ショパンなどに比べると格段に低い。

「中身なんて、水穂さんくらいの人なら、まだないといえばいいんじゃないか?とりあえず、中身を入れる外箱を作ったくらいのもんだろう。中身はこれから詰め込んでいけばいいんじゃない?それでいいんだよ。てか、空っぽでなければ、中身は詰め込めないんだから、そのままでいいと思うけどね。」

まあ、そういうことを言ってくれるのも杉三くらいなものだ。普通の人なら、中身を詰め込めというより、まず体を治すことだというのが当たり前だと思う。それも確かにあるけれど、そればかり言われたら、かえって悲しくなる。

「そうだね。早く練習しないといけないね。と言っても、楽譜がないと何もできないけどさ。」

「へ?ベートーベンの楽譜って持ってなかったの?」

「持ってないわけでもないけれど、この際だから、新たにやり直したほうが早いかな。昔の全音とかは、結構間違いが多くて有名だから。今は、本場の楽譜だって手軽に手に入るし。やり直すなら、きちんとヨーロッパで出版されたしっかりしたものでやってみたいかな。」

まあ確かにそうだ。日本にある全音などの楽譜は、外国のピアニストから見ると、運指などがおかしいと指摘されたり、音楽的な指示が多すぎて、かえって、個性的な演奏家が育たないなどの問題点が多い。

「じゃあ、ベートーベンの楽譜で、一番正確っていうか、最も重要視される譜面って何?」

もちろん全音なんて、該当するはずがない。

「そうだねえ。いろんなところで出てるけど、一番いいのはシュナーベルが校訂した譜面だと思うよ。」

「それ、どこで手に入るの?」

「どこって、あんまり詳しく知らないけど、いま時だったらピアノ楽譜の専門店であれば売っているんじゃないのかなと、音大の教授に聞いたことはあるよ。」

とはいっても、富士市内の楽譜屋さんでは、大体海外通販になってしまうことが多く、購入するには、かなり面倒な手続きが必要になることは聞いたことがあった。

「買ってきてやる。時間がかかるかもしれないが、必ずどこかで見つけてくるから、しばらく待っててくれ。」

「そうだね。日本に在庫があればね、、、。」

杉ちゃんがいうように、簡単に手に入る楽譜ではないんだよ。日本に在庫がなければ、短くても数か月、下手をすれば半年くらいかかってしまうことさえある。それを待ってられるかな。

「よし、明日当たり楽譜屋さん言って聞いてきてあげるよ。タイトルを言ってくれれば。」

「あ、そうだね。じゃあ、とりあえずベートーベンのソナタ集でもお願いしようかな。」

適当にタイトルを言ったつもりだった。どっちにしろ、楽譜が到着する頃には、自分の体はさらに悪化するだろうなと思っていたから、買ってくれても弾くことはなく終わってしまうことだろう、と予測できた。

「ソナタ集ね。じゃあ、楽しみに待ってろや。なるべく早く持ってきてもらうようにするからな。」

「悪いね。じゃあ、お願いするよ。杉ちゃんさ、ちょっとだけお願いがあるのだけど。」

「なんだ?」

「五分だけ眠らせてくれる?時間来たら起こしてくれてかまわないから。」

実は、もうかったるくて仕方なかったので、かなり前から眠りたいという気持ちはあったが、そうなると、寂しいなという気持ちもあり、言い出せなかった。

「あ、いいよ。寝な。」

杉三のそういう単純素朴な答えこそ、一番いいのだった。蘭にいられたら、お前どうしたんだよとか、またうるさく聞かれて、かえって迷惑である。

「悪いね。つまらないだろうから、五分だけでいいよ。時間が来たら起こしてくれればいいからね。」

「わかったよ。じゃあ、ここで待ってるわ。」

そういってくれるのもうれしいものであった。しばらくすると本当に眠ってしまったらしく、隣の部屋の音にも反応を示さなくなった。

「あー、ごめんごめん。ずいぶん長居しすぎたね。もう、これ以上迷惑かけると申し訳ないから、急いで帰ろう。」

懍から、解説をいただいた蘭は、急いで杉三を連れて帰ることにした。本当は、数十分しかたっていないので、長居をしたと言い切るほどでもないのだが。

ふすまを開けると、水穂はすでに眠ってしまっていて、きっと杉三が機関銃のようにしゃべったから、疲れてしまったのだと蘭は確信する。

「おい、杉ちゃん、迷惑だから急いで帰ろう。これ以上疲れさせたら申し訳ないよ。」

と、蘭は杉三にそういったが、

「そうかな?迷惑そうな顔はしてなかったよ。五分したら起こしてくれっていうから、そのままここで待ってればいいだろ。」

と、返ってくる。

「また変な解釈をするんだな。五分したらっていうのは、杉ちゃんに配慮していっただけで、もう疲れているんだよ。お客さんに失礼だから、そういう言い方するんだけど、そういわれたら、長居をしすぎたと思って、帰るのが礼儀だよ。」

蘭は、当たり前のこととして説明した。まあ、一般的にそういう解釈をすることが多いが、

「そんなことないだろ。それだったら、しゃべっている間に嫌な顔したりするから、すぐわかるよ。でも、そういうことは一回もなかったよ。単に眠くなって寝ただけじゃないの?」

またそんなことを言って。杉ちゃんは、礼儀のことなんてさっぱりわかっていない。

「もう、事例の裏のことくらい読み取りなよ。疲れさせて悪かったなとかそう思わないのかい?」

「思わないよ。だって、そうなら顔に出るだろ。もう一回いうが、そういう顔はしなかったし、しゃべっていて楽しそうにしていたぜ。それに、目が覚めた時に誰もいなかったら寂しいじゃん。帰るんだったら、目が覚めて、もう一回顔見てからにするから。」

「まったくわかってないんだな。そういうことは、教授も恵子さんもいるんだから、そういう人に伝えておけばいいんだよ。さ、わからないこと言わないで帰ろ。」

「いやだよ。それをするんなら、もう一回顔見てから帰る。それに、まだ夕焼けも出ていないので、晩御飯の支度には十分間に合う。」

まあ、事実そうなのである。何十時間も居座っていたということは絶対にない。誰も、蘭が帰ると発言して、その通りにしてくれと言ったものはいない。それどころか、懍にはもっといてくれてもかまわないと言われていたが、蘭はもう迷惑かけるといけないからと言い張って、無理やり出てきてしまったのである。恵子さんにも、蘭ちゃんお茶飲んでから帰ったら、なんて言われたが、これ以上杉ちゃんを長居させると、水穂に申し訳ないからと言って、それも断って出てきたのであった。

「そうなんだけど、単に時間があるからと言って、長居をするのはあいつにはよくないんだ。一回眠ったら気が済むまで寝かしてあげなくちゃ。それこそ、考慮というんだよ。」

「だったら、五分経って起こしてくれというんだから、それでいいじゃないか。五分どころかもっと長く寝ろ、なんて言ったら、また本人も悲しむと思うけどね。」

「あのね。」

蘭は、杉ちゃんにはいくら言っても常識というものが通じないんだなと、改めてため息をついた。

「落ち着いて考えてみろ。僕らがずっと長居をしすぎたせいでさ、あいつが余計悪くしたら、杉ちゃんだって嫌な気がしない?」

「しない。だって、本人が一番わかっていることだもん。あ、それからね、明日楽譜屋さんさがしてさ、シュナーベルという人が校訂したベートーベンのソナタ集を買いに行こうと思うから、どっかに売ってるところがないか、タブレットで検索してもらえないかな?」

「杉ちゃん、いきなり人の質問をはぐらかすなよ。」

「答えはもうしないって出したんだから、それは終わったことじゃないか。それよりも、次の話題に早く蘭も感づいてくれ。もう一回いうが、シュナーベルの楽譜って、どこの楽譜屋さんに売っているのかな?僕、通販っていうのは、胡散臭いから好きじゃないんだ。それよりも、ちゃんと建っているお店に買いに行きたいんだ。」

確かに杉三は通信販売が大嫌いだった。確か、母の美千恵の話によれば、以前スマートフォンの通信販売で、カーテンを買い替えた時に、画像と実物があまりに違いすぎて、憤慨したことがあり、それ以来通販は胡散臭いので一切利用なんかするもんかと、宅急便のおじさんに怒鳴りつけて苦情が来たことがあったという。まあ、本物志向が強い人はそうなりやすいが、杉三の場合、一度トラブルがあると、それを全否定してしまう癖がある。

「シュナーベルの楽譜だって?あいつがそんなものほしがったの?」

「そうだよ。本人から聞いただから、間違いはない。」

確かに杉三が嘘を言ったことは、一度もないが、蘭はちょっと信じられなかった。ここまでつらそうな顔しておきながら、そんなものをほしがるはずかないと思うのだが。

「杉ちゃん!それ、でっち上げじゃないだろうね。それか、無理やり言わせたか。」

「そんなことしてないよ。本人がそういったよ。ベートーベンの楽譜は、シュナーベルが一番いいって。」

「まあ、楽譜をほしがるのはあるのかもしれないが、シュナーベルと言ったら、恐ろしく入手困難なことで知られる楽譜だよ。それに、あいつが、あの状態でピアノなんかに取り組めると思うの?」

「なんで!止めちゃうのかい?せっかく練習しようと思いついたのを、よせなんてとても言えるもんじゃないよ。」

「杉ちゃんさ、そういうときはもうちょっと後でとか、そういう風に言うの!すぐ買ってくるなんて、本当にバカというか、なんというか、常識知らずというか。もう、きみはね、人に対して配慮が足りなすぎるんだ。本人が言ったからと言って、その通りにしてやるのが、必ず本人のためなのかというとそうとも限らないってことに気が付けよ!」

思わずでかい声で言ってしまった蘭であるが、同時に細いけど結構強い声で、

「もう、いい加減にしろよ。」

と言われて、思わず固まってしまう。

「あ、ああ、ごめん、起こしちゃって!せっかく眠らせてもらったのに、また杉ちゃんがバカなまねをするから、、、。」

急いで謝罪の言葉を伝えるが、

「馬鹿は杉ちゃんではなく、蘭のほうだよ。もう、変な考慮ばっかりされて、こっちも迷惑だってことに気が付けよ。僕からしてみたら、せっかく楽しかったのを全部ぶち壊しにされて、それこそいい迷惑だ。」

と、いわれてしまい、また貧乏くじを引いた、、、と思ってしまう蘭である。

「まあ、半年くらい待たされてもかまわないから、一冊買ってきてくれると嬉しいな。おそらく、日本には在庫はないと思うけど、それで当たり前のような楽譜だから。」

「わかったよ。じゃあ、明日、いけそうな楽譜屋さん探して、買いに行ってくるわ。」

「頼むよ、杉ちゃん。」

「もう、杉ちゃんも水穂も、大事なこと忘れているんじゃないのか!何がいま一番大事なのか、もうちょっとしっかり考えてから発言しろ!」

蘭は一生懸命自身の気持ちを伝えたくて、そういったのだが、

「お前はうるさいんだ。もういい加減に黙れ。」

と、いわれて、小さくなってしまった。

それ以降、水穂と杉三がシュナーベルの楽譜についておしゃべりを開始したが、蘭はショックというか、ある種の怒りすら感じてしまったのであった。

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