第3話 「ぼくたち」と話しかけてくる男性
趣味で、ある競技を7年くらい、続けている。
その期間、教えてくれる人、たちとも、出会う。
教える、教えてもらう、その関係、
厳しく複雑で奇妙だと、つくづく、感。
純粋に共通の競技を通じて始まったものが、
その競技に集中していくと、
じわじわじりじりと、「教えてくれる人」との距離が近づいてくる。
自分はこうやっているのだからこうやるべきだ、
それができないのであれば、はいさようなら、の、人。
自分が教えているのだから、ほかの人とは関わらないで、
関わるのであれば、勝手にどうぞ、さようなら、の、人。
ちょっと面白そうだから教えてあげましょうか、
と、急に距離を縮めてくるけれど、
こんなものかと飽きてしまい、さようなら、の、人。
そして、既婚者の自分に、
「そんなご主人のことは別にして、ぼくたちは~・・・・・」
と、当たり前のように、会話をする、人。
えーっ、「ぼくたちは」って、、、、一体どういうこと???
何、この距離感、こわい、。
教えているのだからと、だんだんどんどんと、
種をまきながら距離を縮めてくる、
慇懃無礼。
そんなことで、この辺りで、バシッとドアを閉めることにする。
これでまた、さようなら、と言われても、
それはそれまで、仕方がない。
さて、これからどうなるか、わからない、
わかっているのは、「ぼくたち」なんて括り方、で、
そういえばあれもこれもあのときもと、
むくむくとわいてくるそれなりの事柄から、
ものすごい違和感、が、ある、ということなのです。
ほうれい線はあがらない。 laugh lines @hiskosen696
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