第1話
「くぁーぁ、寝みぃー」
朝の日差しがちょうど入ってくるタイミングで俺、タイセイは目を覚ます。そうすると必ず目の前には、
「おはようです!マスター!」
といつものように、精霊が起こしてくれる。ちなみにこいつの名前はラヴィ
見た目は出るところはすんごい出て、凹むところはしっかりと凹んでいるというなんともすんごい体型をしているので、
「ムフフー?マスター大好きですぅー!!」
など言いながら抱き着いてきたりするので、俺は謎の圧力で死にそうになる。
「そういやもう朝食出来たので早く来てください」
「分かったー」
そんなこんなで食堂へ来てみると、そこには他のボンキュッボンな精霊さんがまぁーいっぱい居ましてね?
「「「「「マスター!おはようございます!!」」」」」
とか言いながら抱き着いて来るからすんげー呼吸がしにくいのよね?ん?てめぇなんかそのまま窒息死してしまえだと?.........タイちゃんかなち(笑)
「ふぁぁー。マスタァー」
うぷ。このままじゃほんとに天界へいってしまうけど別にいいかな?イヤイヤイヤイヤ良くねぇしタップだタップ
「んー?あっ!大丈夫ですか?」
「ぜはぁー、はぁー。かなり苦しかったけどかなり幸せでしたありがとうございました!!」
「マスター!朝食をお持ちしました!」
そう言いながら持ってきたのは、ミノタウロスの牛乳?とミノタウロスの乳で作ったふんわりとしたパンと鹿肉である。
「それでは、いただきまーす!!」
ぱくっ!
んー!美味い!ミノタウロスの牛乳は濃厚ではあるが、サラサラとした飲み心地であり、パンはふっくらとしてほんのりと甘みが広がる。そして、鹿肉はここ特製のタレに漬け込んで焼いたものなのでこれまた格別に美味いのよ!うん!
そんな感じでぺろりと完食した俺
は、軽く運動しようと魔鎌デッドストライクと愛刀ヤマタノオロチを持って外に出る。そこでは多種多様な魔物が様々なことをし、はしゃぐ幼体の魔物も居るし、それを見守る成人した魔物がたくさんいる。
そんな中、1人で素振りをしていると
ものすごい大きな龍。聖天龍イシュタルテ(イッシュ)と堕天龍バハムート(バム)が配下を連れて飛んできた。
「お前ら何しに来たんだ?」
[いやぁーなんかものすごく真剣に素振りに取り組んでいる者が居ると思って来てみたら主か。相変わらず頑張っておるな]
[いやなに堅苦しい事言ってんだよイッシュさーん。もっとのんびり行こうではないかぁー]
[なんだと?お前はもっとシャキッとせんか!バムよ!]
[はいはいりょーかいでーす。]
そんな感じの会話をしているがコイツら、めちゃくちゃ強すぎて本気出すと星一つ分位消し飛ばすらしいからあんまりやり合って欲しくねぇんだよなぁ
「まぁまぁお前ら、俺やること終わったら肉取りに行くから狩りしといてくれよ?頼むからお前らに頑張って貰わねぇと俺ら結構つらいんよ」
[おう!主の為ならやってやるぜ!]
[了解だ主。ならバムよ、我とお主
の軍勢でどれだけ狩れるか勝負せんか?]
[分かったぜ!なら早速行ってくるわ!んじゃな主!お土産たくさん持って待っとるわ!]
[てなわけなのでよろしく頼みます主よ。では]
てな感じで後で龍の渓谷(渓谷だけどめちゃくちゃ近い)に寄ることが決定した。まぁそんなわけでミノタウロスのお乳搾りに行きますか!
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