DJ ewan SELECT:D'angelo
私の人生を変えたアーティストがいます。
私の中の音楽感をめちゃくちゃに破壊し、浄化し、再構築した。
大げさで無く、本当にそう感じたアーティストがいます。
おそらくリスナーの多くは知らないでしょう。
彼はブラックミュージック史上、多くのフォロアーを生み出した、ミュージシャンから憧れられる、ミュージシャンの中のミュージシャン。
今日はそんな大切な人を紹介したいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SxVNOnPyvIU
彼のサウンドが熱狂的なファンを獲得した背景には、重要な要素があります。
それは、レイド・バックと言われる、独特のモタりです。
ダンス・ミュージックやフュージョンが全盛を迎えていた当時、また打ち込み音楽等がブラック・ミュージックの主流となる中、「音楽的に均等なリズム」が当たり前になっていました。
しかし彼の音楽は違いました。必ず、ピッタリよりもかなり後ろに音があるのです。
なのに、ノれる。グルーヴしている。
彼の音楽は濃厚で、同時に脳がとろけそうな程スウィートで、そして黒い。
そんな感じなのです。間違いなく、彼にしか作れないサウンドだと思います。
デビュー・アルバムはあっという間にミリオンを突破、一躍時の人となり、続く二枚目のアルバムで生きる伝説となりました。
それからなんと15年間も引きこもり、ここ最近、アルバムをリリース。そのアルバムリリースはiTunesトップを専用デザイン化されて通知されるほどの歓喜を持って迎え入れられたのです。
そんな彼の中でも、おそらく最もキャッチーな楽曲を最初にお届けしました。
続いて聴いてほしいのがこちらです。
Africa
https://www.youtube.com/watch?v=zF_EQxQftWU
これはヘッドフォンをして目を閉じて、大音量で聴いてみて下さい。
どうでしょうか。
アフリカの夜空が目に浮かびませんか?
脈々と続く生命の鼓動が、聞こえてはきませんでしょうか。
R&Bでもあり、SOULでもあり、民族音楽でもあり、情景音楽でもある。
でもキャッチーで、間違いなくそれは歌である。
そんな感じです。私はこの曲を聞きながら星空を見上げるのが好きです。
さて、ここまでで拒絶反応が起きなかった方。
アタナは相当な洋楽好きでしょう。
ここでいよいよ、彼の真髄を。多くの日本人が最初に拒絶反応を起こす、超レイドバックナンバーをお届けします。
さぁついてこられるか!!
Playa Playa
https://www.youtube.com/watch?v=opqO8Kl3oBw
やべぇ超カッコいい。
これぞまさに、彼を代表するサウンドです。彼にしかできないサウンドです。
参加しているのは、実はJAZZミュージシャンが中心となっており、アンティーク機材を使って生演奏をレコーディングしているので、生物的なノリとサウンドが生まれるのですね。
実は私、最初にこのサウンドを聴いた時、吐き気を覚えました。
生理的に無理、と思いました。
ところが当時、私の憧れていた同級生のキーボーディストがブラック・ミュージックに傾倒しており、ディアンジェロに大ハマリ。あまりにも陶酔し、幸せそうなのです。私はその良さが理解できず、とても悔しい想いをしたのです。
それから私は通学中、毎日ディアンジェロを聞きました。そのサウンドやリズムが体に入ってくるまでは不快でしか無かったのですが……
ある時、いつのまにかそのサウンドが気持ちよくなっていることに気がついたのです。
そしてその頃には、私の音楽感はガラっと変わってしまったのです。
なんて経験があります。
是非、聴いてみて下さい。最後の楽曲などは、かなりの衝撃だと思います。
皆様の感じたこと、ご意見を聞かせてほしいのです。
(もちろん、無理だわ! とか、良さがわからん! とかでも大いに歓迎。お気になさらずに、印象を教えてくれると、すごく嬉しいです!)
それではでは。See You Again.
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