音楽的なこと
リスニング環境の違いで音楽は変わるか
結論から言えば、変わります。
今回は、音楽が好きな人に向けて、今よりより良い音楽体験をしていただくためのお話をしたいと思います。
よい音楽体験とは、具体的には、よりよい音質で聴いてもう、ということです。
よい音質で聞けば、いままで聞こえてこなかったパートや、ボーカルの息遣い、空間の広さなどが体験出来るようになり、それだけ得られる感動が違ってきます。
その印象をわかりやすくいうなら、例えば「愛している」という言葉を、直接肉声で言われるのと、電話で言われるのでは、感動や伝わってくる感じが全然違うと思います。
そもそも人はなぜ、ライブに通うのでしょうか。スタジオでレコーディングされた、より音楽的に完成度の高いものが存在しているのにもかかわらず、ライブに通うのです。ライブではミュージシャンが間違えることも、ボーカリストが音を外すこともあり、席によっては相当にバランスの悪い音で聴いていることだってある。さらには、遠すぎて、アーティストが豆粒のようにしか見えないことだってあります。
にもかかわらず、人はライブに通うのです。たとえ上記のように、音楽を美しく聴くという点で劣っている環境であっても、何度も何度も通うのです。
なぜなら、ライブで得られる感動を、忘れられないからです。また味わいたいからです。
つまり同じ楽曲でも、聴く環境や音質などによって、得られるものが全然違うということなのです。
音楽を良い環境で聴く、とは、つまりこれほどの差を生むものだ、という事を先に知っておいてほしいと思います。
では整理して。まず、皆様の一般的な音楽の楽しみ方を見てみたいと思います。
多くの方々の音楽のリスニング環境は、以下のようなものだと思います。
・スマートフォン、あるいはiPod
・付属のイヤホンを使用
・無料ダウンロードか、CDレンタルしたものを取り入れる
・月額固定の聴き放題サービスで視聴
・PCモニターに最初から搭載されているスピーカーで、Youtubeを聴く
まず大前提として、この段階で、元のCD音質より相当劣化した状態で聴いている、知っておいて頂きたいと思います。これを頭の片隅においておくかどうかで、この後の考え方が変わりますので。
ただ、その元の音質が劣化が云々より、一番大切は、耳に近い部分、ここの特性をしって、自分にあったものを選ぶことが、一番の近道であったりします。
簡単に言えば、イヤホン・ヘッドフォン・スピーカーを交換することで、簡単に音質アップが望めますよ、という事です。
しかしここは日本。そもそもにおいて、家庭内で高級スピーカーを用いてリスニングするのは、現実的ではありません。特に都内のアパートとなれば、隣の住人への配慮をしなくてはなりません。それにオーディオスピーカーはその大きさから幅を取るばかりか、金額も高いです。決して、お手軽な方法とは言えません。
そこで次項以降では、イヤホンやヘッドフォンについて、いろいろ語っていきたいと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます