DJ ewan SELECT:Leon Bridges

Hey everyone. 心のトリートメント、できていますか?


映画を見ると、影響を受けることってあると思います。特にそれが、誰かの人生を描いているものだったり、戦争、失うことの辛さ。そういう、ヒューマンドラマだったりすると、余計にそうかも知れません。


今日はそんな、映画みたいな一本をお送りしたいと思います。


Leon Bridgesリオン・ブリッジズBet Ain'tベット アーント Worth the Handウォース ザ ハンド



Leon Bridges《リオン・ブリッジズ》は60年台のソウルサウンドに影響を受けたシンガー。暖かくて、懐かしい感じがする。砂や埃の質感が伝わってきそうな、そういう故郷を思い出すような、ソウルサウンドを特徴とするアーティストです。デビューは比較的最近ですが、ギターテクニックに長け、様々なアーティストにサポートミュージシャンとして演奏・コーラスで参加していたりします。


彼を有名にした楽曲「Coming Home」はiPhone6のCMに使用されたりしています。



さてそんな彼のBet Ain'tベット アーント Worth the Handウォース ザ ハンドは、まるで一本の映画を見ているかのような仕上がり。あえてレコードサウンド感を出すために古い機材でマスタリングされていて、耳障りもどこか懐かしい。日本のJpopでは味わえない、優しくマイルドで綺羅きらびやかサウンドが極上ですね。アレンジもディズニー映画のようでいて、フォークソングのようでいて、バラードでもある。


そして全体的に漂う、悲しさ、疲れ、そして相反する、優しさ。そういったものが、綯い交ぜになって、全体を包んでいます。


これはBGMとして聴くよりも、ヘッドフォンを被って目を閉じ、大音量で、リオンの声が頭の中から聞こえる、そんなボリューム感で聞いてもらうのが、一番浸透するかも知れません。


ちなみに私はこの楽曲のサウンド感にインスパイアされて、「飴と傘」を執筆したのでした。

「飴と傘」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886042587


音楽の持つ雰囲気から、作品全体のテイストを決めるのも、とても良いライティング手法だと思います。センチメンタルな作品を書くなら、自分がセンチメンタルになっている時が一番いいと思いますから。



おや、雨はすっかり上がったようですね。


それではでは。See You Again.

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