DJ ewan SELECT:Joey Dosik

雨になると憂鬱になる人って多いんじゃないでしょうか。

ある人は言いました。

「雨は心の汚れを洗い流してくれるんだよ」と。

ある人は言いました。

「雨は苦手さ。本音が溢れ出てしまいそうになるからね」と。


さて、そんな、繊細な心をトリートメントしてくれるソウルナンバーを本日はお届け!


Inside Voice:Joey Dosikジョーイ・ドシク


https://www.youtube.com/watch?v=jllqzVubR2I

(VEVO)



私はこの楽曲のサウンド感がとても好きです。

ウェットで、優しい。

曲の内容がどうとかよりも、私はこのサウンドを耳にしたとき、まるで優しい雨にでも打たれているように感じたのです。あるいは、それを、窓の外から見ているような。


さてジョーイは、違いの分かる大人のソウルファンを魅了し続ける、LA出身のシンガーソングライターで、マルチインスツルメントリスト(多種類の楽器が演奏できる人)。音楽的には、1970年代を意識したテイストで、サウンドもそんなイメージ。若い頃から洋楽に慣れ親しんだ人には、とても耳馴染みが良いのでは無いでしょうか。


しかしレコーディングは新しい環境で行われており、いいヘッドフォンで聞けば、包まれるようなストリングスと、水に溶けていくようなピアノサウンドに、きっとアナタは癒やされると思います。



そして、この楽曲に強くインスパイアされた私は、拙作「コップの中の漣」の執筆に取り掛かったのでした。


「コップの中の漣」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886326967

(楽曲を聞きながら、お読みいただけると、情景を楽しんでいただけると思います)



inside voice は、日本語訳がなかなか難しいのですが、個人的に一番しっくりくるのが、本音、です。


聞き取ることすら叶わなくなった、心の声。

いつしか、自分を見失い、口にするのは、愛想ばかり。

最愛の人に、ただ「愛している」と伝えることすら、困難になってしまう。


そんな、乾いて疲れてしまったアナタのハートに、すっと染み込んでいくナンバーです。


ちなみにこのinside voiceはアルバムのタイトルにもなっており、懐かしく美しいソウルサウンド満載のアルバムとなっています。ドライブや、お部屋を掃除するときなどに最適なBGMとなるでしょう。



それではでは、See You Again.

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