第19話-番外編-真夏昼の淫夢2

真夏の昼の淫夢……2


「俺様登場ーー!!!!」

黒成が火呂へと一方的に話を終えた直後。ガシャーンとド派手に窓ガラスを破壊し、鷹ごとぶっ飛ばして登場した黒い影。

「火呂?!早ぇわ!?」

「早いって?俺様はそんな限界 簡単に超えられアァァアアァァァ何コノ溢レルキノコ臭ウゥゥゥゥ!!!!」


被害者5人目。


「俺様のグングニルが限界突破ァァアァァァァァァ!!!」

「いらねぇ時にいらねぇモン限界突破させんなァァァッ!!!!」

黒成は叫ぶ。火呂の物理的に眩く光りだしたキノコを蹴り上げながら。

「ウワァァァァァァ限界突破ガアァァアアァァァァァァァァァッ」

なんでこうなる!!と嘆く黒成。未だに光り輝く火呂の股間を菅野は興味深そうに眺めており、秋夜は淡々と動けない火呂と鷹を拘束していた。

「そうだ、緋音ならタケリタケHの細胞から俺らに感染を防げるワクチンを作ってもr…」

「あ゛ー…いぃ……イ゛イ゛ フォルムだァ……」

「あかねーーーー!!!!」


被害者6人目。


ひたすら床を撫でまわす緋音。

「あいつ床が一体 何に見えてんだ…」

「しらねぇよ もう……」

無論緋音の目は逝っちゃってる。何が見えてるのかも最早想像できない。

「菅野……どうするこれ…」

「どうもこうも……ガスは充満してきてるし……俺ら全員ホモになるしか……」

「そんなの絶対いやだ…」

ジリジリと追い詰められる3人。

ガスの中で拘束されたまま暴れる5人と動けない1人。

そんな時、菅野の頭に名案が浮かんだ。機械なら大丈夫なんじゃない?と。

「秋夜、あのタケリタケちょっと焼却してきてよ」

「僕がです?!」

「体が機械なら大丈夫でしょ」

そう言われ、あぁそうか。僕サイボーグだった。と白いガスの中に足を踏み入れる秋夜。そしてゆっくりとガスの原因へと近づいていった。

一歩、また一歩。

「なんだ全然大丈夫なんじゃない かかかかかかかかかか……いいカラダしてんねぇ!!」

「秋夜ぁ?!」


被害者7人目。


「やっぱり脳味噌は生身だからアウトだよねゴメン!!??」

「いいっていいって~」

良くない良くない全然良くない!と追い詰められる菅野。

ジリジリと迫り来る秋夜。

黒成は鼻と口を塞ぎながら、それを眺めていた。

(ヤバイこれマジでどうしよう)

うぐあぁぁぁああぁぁぁ!!

菅野の叫ぶ声さえ遠くに聞こえる。

黒成は混乱していた。



色々と危ない☆

きっとこのままだと何処かのR18同人作家さんがあんなことやこんなことにハッテンさせてしまう☆


やめろ!!何を考えてるんだ!

アウトすぎるだろ!!


ただただ、黒成は混乱していた。


続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る