青の村にて じりじり進む治療と休憩時の一幕
みんなで協力して
まあ、治療行為の一環である運び出しで逆に
「
腰の小袋から取り出した薬草団子に
僕もみんなももどかしさを抱えながら、まだまだ見えない胃の奥までの距離を考えないようにして黙々と作業を進めていった。
「……皆のもの、がむしゃらに作業を続けてるも良くない。ここらで作業を止めて休憩だ」
あれからさらに二刻(前世でいう二時間くらい)経過して、みんなの集中力が落ちてきた頃にハインネルフさんの号令で休憩する事になった。自分も作業しつつ周りもきちんと見ているんだから、
「
広場の地面に手をついて魔法を発動させて、ニョキニョキと
「みんな、
みんなは僕の言葉に一瞬首をかしげたものの納得してくれたようで、
「えっと、
「「「「「食べるから育ててくれ!!!!」」」」」
「わかった。少し待って。……うん?」
僕が
「三体の分も成長させるから、ちょっと待って」
「ガア」
「ブオ」
「楽シミニシテイマス」
三体が
「
「バフ!!!!」
「今は
「バフ?」
「最低でも胃の中の岩石と鉱物を取り出して胃壁の治療が終わるまで飲食はダメ」
「バフ……」
「ダメ」
「…………」
「…………」
「ヤ、ヤート君、食べる許可できないという事だよね? それなら
僕と
「液体でも胃が刺激されて動くから、それも許可できない。仮に胃に入れるとしても僕の
「
「そう。
「それでも飲まず食わずなのは……」
「高位の魔獣は数日絶食したくらいじゃ、どうにもならないよ。ましてやそれが
「「「「「…………」」」」」
僕の宣言を聞いて広場に重苦しい雰囲気が広がっていくけど、僕は絶対に譲らないという気持ちを込めて
「
「…………」
「また
「……バフ」
「ありがとうございます。皆の休憩が終わり次第ご期待に応えれるよう全力を尽くします」
イーリリスさんの説得が功をそうして
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想・評価・レビューをお待ちしています。
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