貧弱勇者は強くなりたい!!

@Rogunasan

第1話 異世界転移。

え?ここどこ??

急に目の前が光って……え?どこ?

「成功したぞぉぉぉ!!!!」

うるさっ……なんか、周りにいっぱい人いるし



………うん……今の、状況を整理しよう

・周りには魔術師みたいな人と、騎手、それにじいさん

・それに、床にはおっきな魔方陣

・そして、周りからの大歓喜。その内容が

「勇者様だ!!」とか、「この、世界は救われた!!」とか。


あれ、もしかしてこれって、本物の異世界転移!?


やったぜ。


これって、勝ち組確定でしょ!?もう、「俺TUEEEEEEEEEE!!!!!」

とか、ハーレムとかできんでしょ!?


と、そんな風に俺が浮かれていると


「ドォォォン!!」

んっ??

外の方から凄い音がしたぞ??


「魔王軍だ!!魔王軍が攻めてきたぞっ!!!」


まじかよ。って唐突過ぎないか!?


まぁ、これって言わゆる、勝ち確イベントでしょ。

ここで、俺は魔王軍を一人で倒して、チヤホヤされるんだろぉ?


「勇者様!!出番ですぞ!!」

おけおけ

ちゃちゃっと倒してきますか…


~門の前~


すげぇ強そうだなぁ。もう、魔王軍の迫力ヤバイ。

これ、俺一人で行けんの??今さら不安になってきた 

しかも、魔王っぽいごっつい鎧きた奴いるし…

でも、行かなきゃいけないのか。


緊張するなぁ


うん、行くか…


ここは、勢いよく魔王軍に俺の存在をアピールするか。


「魔王軍!!よく、現れたな!!俺の名は不知火陵!!お前らを倒すもの……」


「ドン!!」


え?

今、ゴーレムみたいな奴に殴られた?

あれ??てか、ちょっと強くねぇか…?

いってぇぇ……

やばっ…意識が朦朧とする……

「連れていけ」

そこで、俺の意識は途絶えた





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