第4話 小学校とNちゃん

 幼稚園を卒園した私は、学区にある小学校に入学しました。できれば卒園した幼稚園の子と同じ小学校に行きたかったのですが、その小学校は学区外だったので、ほぼお別れ状態になりました。

 小学校で私はタイトルにある「Nちゃん」と出会いましたが、Nちゃんは1年生の終わりと同時に同じ市の別の町へ引っ越して行きました。

 2年生の時、私は不登校になりました。

 学校に行けなくなった理由は今でも分かりません。結局、2年生の1年間を不登校で過ごしました。その時、夕方に学校に行って勉強を教えてもらっていました。お世話になったA先生とI先生には今でも感謝しています。


 3年生のある日、隣のクラスの下駄箱を見た私はびっくり! Nちゃんの名前があったのです!!

「Nちゃんが帰って来てる!」

 家に帰って真っ先に母に話したのを覚えています。

 Nちゃんは小学校の支援学級にいました。

 不登校がもとであまり学校に行けなくなった私は「通級つうきゅう」という形で支援学級にいました。

 通級とは、通常の学級(支援学級ではないクラス)に在籍しながら個別的な特別支援教育(支援学級での教育)を受けることのできる制度です。この制度は、私の小学校では通常学級の勉強が分からない子も利用していました。

 支援学級で学年に合わせた勉強をしている子は少ないです。どういうことかというと、学年が小学3年生(8~9歳)で、知能も年齢相応ならば小学3年生の内容ができますが、学年が小学3年生でも知能が小学1年生(6~7歳)だとするとできません。つまり、支援学級では「学年の年齢」に合った勉強をする子より、「知能の年齢」に合った勉強をしている子が多いのです。


 参考文献

 26~29行目

(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/通級)

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