私の半生

第2話 寝ない子

 母から聞いたのですが、赤ちゃんの頃の私はとにかく寝ない子で、早くて夜の12時、酷ければ寝るのが朝の7時だったらしいです。

 寝ていても、ドアが開く「ガチャッ」という音やビニール袋の「カサッ」といった音で目を覚まし、泣いていたそうです。それがたとえどんなに小さな音でも。

 だから、ドアを開け閉めする時はそ〜っと閉めていたそうです。


「アスペルガーの人は感覚的に多くの負荷がかかっていることがある。音、匂いに敏感だったり、あるいは接触されることを好まなかったりする。例えば、突然大きい声でまくしたてられたり、頭を触られたり、髪を触られるのを好まない人もいる。音に神経質過ぎて不眠を訴える人も多い。」

 これ、当たってると思います。

 私は五感の中でも、嗅覚と聴覚が特に敏感で、例にある「突然大きい声でまくしたてられる」というのが苦手です。

 自分が怒られていなくても、他の人の怒鳴り声に「ビクッ!」となってしまいます。

 あと、いきなり大きい音が鳴っても同じ事が起きます。これを感覚過敏かんかくかびんといいます。感覚過敏は、「感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があること」です。例えば、「聴覚過敏で特定の音がものすごく苦手、触覚過敏で特定の肌触りの服は絶対に着られない、視覚過敏で明るい屋外をとてもまぶしく感じる」などです。


「音に神経質過ぎて不眠を訴える人も多い。」とありますが、私はメラトニンという薬を毎晩飲んでいます。

 メラトニンは、夜になると徐々に分泌が増え、夜中に最大となります。夜眠くなるのは、メラトニンのはたらきによるものです。

 ですが、私はこのメラトニンが分泌されにくく「睡眠のリズムを整える」ことを目的として今も薬を飲んでいます。


 参考文献

 11~17行目

(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アスペルガー症候群)

 25~31行目

(https://kidsinfost.net/disorder/illust-study/neurodevelopmental_disorders/hyperreactivity/#anchor01)

 36~38行目(http://sleepdays.jp/contents/list/194)

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