3:45〜7:00

夜、布団に包まったとき、

誰一人周りにいないことに気づき、

途端に四角い世界が自らを包み、

脳と身体に流れる血管に意志が宿るようで恐ろしく、

ただ目を閉じ、

ひたすら夢の中に潜っていくと、


そこには存外楽しい世界が広がっていて、

自分が観じる世界だけを感じることができた。

一瞬だけ自分が誰か忘れた。

その意味すらも忘れた。


いつの間にか光の中にいた。


夢が覚めると、


自分は息をしていた。


手を見た。

手が見えた。

それは自分の手だ。




これは日記だ。僕の。

そして、もう日記ではなくなった。

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