うわばみ

背を丸めて

俺は何をしている、と

時は無い部屋の中


限りある空気をついばみ

噛み砕くだけの夜


立ち上がることもままならず


あの日教室で数学の公式を必死に覚えた日々を懐かしく思う


目の奥に惨めさの気配を感じ


何もできず


ただ、俺は

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