短編小説『明日も彼女は嘘をつく』

川住河住

 高校卒業まであと一年というとき、僕は大学進学をやめて小説家を目指すことにした。


 僕のことを高く評価してくれていた担任教師は、考え直せと説得してきたが、僕は聞く耳を持たなかった。

 

 受験勉強よりも小説を書くことの方が有意義だと知った僕を止めることは、誰にもできない。

 

 ちょうどその頃のことだ。僕が彼女と出会ったのは――。

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