コミュ障が群像劇を描くには

 私はコミュニケーションの機微を受け取るのが苦手である。

「好きだ!」

 くらしか語彙がないし諸君が実装している視線による暗黙の了解みたいなものもほとんど注意を払えない。なので私は短い小説、登場人物がふたりないし三人程度の物語のなりそこないみたいなものをずっと書いていた。


 ところが最近書き始めた短編のつもりの百合小説。なぜか知らないが筆が走って登場人物増を要求してきた。こまる。とても困る。演劇とかしたことないのに、物語は勝手に弱小演劇部が全国大会を目指すまで、みたいな展開に転がり始めている。嘘だろ……。私はただいつもみたいに虚言癖の可愛い女の子を書きたかっただけなんだ。最初の予定では安部ちゃんが近藤ちゃんをモデルに小説を書いて文学賞に投稿するところで終わるつもりだった。それがなんでこんなことに。


 それがこの「おんなのこはうそつき」とか言う小説だよ。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888617132

 読んでみてくれ。




 Q.コミュ障が群像劇を書くためには何が必要なのか。


   A:「集団生活の場数」

 

                     ……ヒェッ!






 ところで私ははぐれギャルと地味女子の百合が好きみたいで、思い返せば中学の時からずっとそのような筋書きの物語を書いていた。はじめて完結させた短編も金髪女子中学生と黒髪ロングヘア―地味子の逃走劇であった。当時は地味子を振り回す金髪ガールが主人公だったのに、今はギャル(ほぼ死語であろうか)を振り回す地味子の話になった。もしかして君らは私のインナー百合フレンズなのか?


 そこでこのエッセイを読みに来てくれたみなさんにお願いなのだけれども、熱血な文化部での活動がある人、あるいは大学のサークルでもいい、演劇とか、そういう活動に触れたことがある人のエピソードを聞かせてもらえないだろうか。私はゆるい美術部に在籍していたので、真面目に活動する文化部というのを知らないのだ。一応高校のサイトの演劇部の活動報告なんかを読んでこういう感じか、とか勉強してみたけど、地区大会とか県大会の雰囲気は全くわからん。というか高校演劇の大会があるというのを知ったのもつい先週のことだ。経験者の人の話を聞きたい! どうなってるんですか大会は! gleeを参考に小説書いたら変かな! 洋ドラの知識しかない私を許してください! 高校演劇ってどんなんなの! YouTubeで見たりしたけどすっごい熱かったね! 感動した! アクタージュ読んで演劇の勉強しようかな!!!!!


 部活動を通して感動したこと、困ったこと、人間関係の困難やすばらしさの思い出をコメントに書いてくれるとものすごく助かります。いきなり噛みついたりしないので、どうかお願いします。平に。

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