セレクション合格発表

 僕はクラブチームの1次セレクションをうけた。

 そして、いよいよ結果発表の日になった。


 結果は・・・・・。

 不合格だった。


 僕は、セレクションのミニゲームでろくに活躍できなかったし、落ちるのは予想していた。しかし、ショックは大きかった。


 「残念だったな・・」

 お父さんが、やさしく僕に言った・

 「うん・・。くやしい・・」

 

  僕は本当にくやしかった。自分の実力のなさに自分でがっかりした。

 「あきらの今の実力では、合格は難しいと思う。でも、クラブチームのセレクションに合格した人と自分との実力の差がやっと明確にわかっただろう。」

 「たしかに実力の差はあった・・・。でも、これから一生懸命練習して、どうにかならない程の実力の差もなっかた気がする。」

 僕はそう、こたえた。

 「そうだな。今から一生懸命練習すれば、次のセレクションで合格する可能性は、じゅうぶんある。」

 お父さんにそう言われて、僕は覚悟を決めた。

 「お父さん、僕はこんなところで、セレクション合格をあきらめないよ。

 次のセレクションもうける」

 僕はそうお父さんに宣言した。

 「よし、次のセレクションにむけて、しっかり練習するぞ。」


 こうして、次のセレクションにむけて、僕たちは動き出したのだった。

 次のセレクションは中学年代のクラブチームのセレクションだ。


(続く)

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