J傘下クラブのセレクション

 自分ならできる、そう暗示をかけてリフティングを再開した。

 そう暗示をかけると自然とリラックスできた。

 自然体で、練習と同じ程度には、うまくできた。

 「いいぞ。その調子だ」

 お父さんが声をかけてくれた。

 さっきのリフティングのミスは、少しは挽回できたかもしれない。

 僕は、そう思った。

 

 セレクションのリフティングのテストは、インステップから始まり、太もも、インサイド、組み合わせ、ヘディングなど、1通りおこなった。

 その後は、2人1組になりリフティングをしました。

 2人1組のリフティングは1人でやるリフティングのテストよりもさらに難しく、かなり僕は、てこずった。

 しかし、練習の成果もありなんとかできた。

 今のところ最初のミスを除けば悪くないできだとは自分でも思う。

 しかし、合格できる人数は少なく合格するのはかなり難しそうだ。


 さて、いまさらだけど、僕がセレクションをうけにきたクラブチームについて、説明します。

 僕がうけているのは、小学生年代のクラブチームのセレクションだ。

 小学生年代のチームは、少年団と呼ばれるものと、クラブチームと呼ばれるものがあります。僕が合格を目指しているのは、クラブチームの方だ。

 そして、クラブチームはさらに2つにわけられていて、「J傘下クラブ」と「街クラブ」があります。僕は、J傘下クラブのセレクションを今、うけているところなのです。


(続く)

(次回は日曜日更新予定)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る