天下一武道会

 僕とお父さんは、公園でストリートサッカーをしている神谷さんに会った。


 「ストリートサッカーっていうのは、道路や公園でサッカーボールを使った遊びが発展したものなんだ。グランドムーブなど使ってゲームをするんだよ。」

 神谷さんは丁寧に僕にわかるように説明してくれた。


 「グランドムーブって何ですか?」

 僕はまた聞いたことないの言葉が出てきたから質問した。

 「グランドムーブっていうのは、地面でボールコントロールする足技のことなんだ。」

 「なるほど。それで、天下一武道会っていうのは何ですか。ドラゴンボールで聞いたことあるような気がするけど・・」

 日曜日の朝にドラゴンボールの新しいやつが放送されていたので、僕は古いのもTSUTAYAで借りてきて見たので知っている。そこで出てきた。

 「ストリートサッカーの大会の名前だよ。フリースタイルフットボールの有名な世界大会だと、世界一を争うREDBULL STREET STYLEがある。日本一を決める大会だとF4(Freestyle Football Flash Forward)がある。」

 神谷さんはだいぶ詳しそうだ。

 「なんかいろいろあって楽しそう。」

  僕は言った。

 「私はストリートサッカーは詳しくないんですが、なかなか興味深いですね。」 お父さんは言った。

 「それで、フリースタイルフットボールっていうのは何ですか」

 僕は質問した。

 「リフティングなどの技を競うんだよ。あとグランドムーブの技を競うのもあるよ。ボールが空中にういている状態でトリックするカテゴリーを「エアムーブ」。

地面の上でボールを操るカテゴリー「グランドムーブ」がある。

大きくわけて、この2つのカテゴリーがあるんだ」

 「エアムーブ難しそう・・。」

 僕はリフティング連続で10回しかまだできないからやるのはだいぶ難しそうだと思った。

 「たくさん練習すればできるようになるよ。」

 「ええと。それでストリートサッカーの天下一武道会の話に戻るけど、コートの大きさは縦11m、横10m。ゴールのサイズは縦100cm、横90cm。」

 「コートもゴールも小さいな・・」

 僕はつぶやいた。

 「試合時間は6分。ゴール1点、ドルブルで股抜きで抜いてもう1回さわったら2点点。得点の判定はジャッジと観客の声だ。5点先に取った方が勝ちなんだ。」

 「なるほどお・・。面白そうな大会ですね。」

 僕は素直に言った。


 「興味をもったら、YouTubeなどの動画をみると良いよ。」

 神谷さんはそうアドバイスしてくれた。

 僕はストリートサッカーやフリースタイルフットボールにも興味が出てきた。

 「初めて会ったばかりなのに、今日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。」

 お父さんはそう言った。

 「いえいえ」

 神谷さんは言った。

 この日から僕は神谷さんと一緒にサッカーの練習をするようになったのだった。


(続く。次回は日曜日更新予定です。)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る